Bullet Journal 向きのノート
Bullet Journal をはじめたのが二年前の二月のこと。
我ながらつづいてゐる。
最初に使つてゐたのは、MIDORI の MD NOTEBOOK の新書サイズだ。
Bullet Journal に使ふノートにはほんたうはA5サイズくらゐの大きさがほしい。
百歩譲つてB6サイズだらうか。
Monthly Log を一ページにおさめるにはA6サイズではチト小さい。見開きにすればいいかもしれないけれど、さうすると月ごとのToDoリストは別のページを見ることになつてしまふ。
A6サイズを Bullet Journal として使ふなら、Rollbahn の手帳がいいのではないか。
カレンダー型の月間予定表があらかじめ一年分(おまけもあるかもしれない)ついてゐて、残りは全部方眼罫のページだからだ。
A6サイズの Rollbahn の手帳がよささうと思つて試してみたことがないのは、MD NOTEBOOK のあとバイブルサイズのシステム手帳にうつつたかからだ。
これが自分にはちやうどいい感じで使へてゐて、なかなかほかのノートに移らうといふ気分にならない。
Bullet Journal にはあるていど大きいノートが向いてゐるだらうと思ひながら新書サイズのノートにしたのは、持ち歩くことを考へたからだ。
必ずしもA5サイズのノートの入るかばんを持ち歩くとは限らないし、そもそもA5サイズではかさばることもある。
持ち歩かなくなると手帳は使はなくなる。
逆に持ち歩くとなると、どんどん使ふやうになるし、愛着もわいてくる。
これは Smythson の SCHOTT'S MISCELLANY DIARY (以下、SCHOTT'S) を使つてゐるときに覚えたことだ。
SCHOTT'S はほぼ貯金通帳サイズで、薄いのににぢみも裏抜けもほとんどしないやうな紙でできてゐて、ゆゑに手帳自体も薄い。
手持ちのどんなかばんにも入るし、いつでも持ち歩ける。
結果、しよつ中書き込むやうになるし、しよつ中確認するやうにもなる。
ほぼ日手帳カズンの例もある。
ほぼ日手帳カズンはA5サイズの分厚い手帳だ。
書き込みたい気持ちをとてもそそる作りの手帳である。すくなくともやつがれの書き込みたい気持ちはとてもそそられる。
でも、ほとんど書き込むことはなかつた。
持ち歩かないからだ。
大きくてかさばり、分厚く重たい。
結果、あまり活用することなく一年が過ぎてしまつた。
さういふことがあつたので、Bullet Journal をはじめるときにはできるだけ小さくて、でも Bullet Journal として使つてムリのないサイズのノートを選ばうとした。
そこで新書サイズといふことになつた。
結論からいふと、新書サイズだとやはりちよつと小さすぎる。
メモを書き始めるとあつといふ間に見開きが埋まつてしまふからだ。
もちろん、めくつて次のページにうつることになんの問題もないのだが、なんとなくできれば一日の記録は見開きていどにおさめたいやうな気もする。見やすいからだ。
それに、MD NOTEBOOK はページ数もそれほど多くない。
通常のノートに比べれば多いが、できれば二百ページくらゐはほしいところだ。
それでも「これはいい」と思つたのは、持ち運びが便利なこと、そして、「これ一冊持つてゐれば大丈夫」といふ安心感のあるところだ。
システム手帳をバイブルサイズにしたのも、持ち運ぶことを考へてのことだ。
とはいへ、その他のサイズのノートにも興味はある。
A5はムリでもB6なら持ち歩けるかなあ、だとか。
でも Bullet Journal にはあるていどページ数もほしいからB6だと重たくなるかな。
といふ感じで、結局バイブルサイズのシステム手帳からはなれられないのだ。
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