三つ目のミトン
「ベルンド・ケストラーのミトン」に掲載されてゐる縄編みのミトンを編んだ。
この本から三つめのミトンである。
糸はROWANのフェルテッド・ツイードだ。これを四号針で編んだ。
いい毛糸で編むというのもいい。
一玉だけあまつてゐたので使つてみた。
一玉で一組のミトンが編めてあまりが出る。
あまつた毛糸を見て、もうちよつとカフを長くするのだつたかな、と思つてゐる。
これで打ち止めといふか編み止めといふかにして、しばらくはこのミトンは編まないつもりでゐる。
ほんたうはアクリル毛糸で編んだミトン型のたわし(といふのだらうか)も編みたいのだが、手元にアクリル毛糸がない。
100円ショップに行けばあるのはわかつてゐるけれど、もうしばらくは家にある毛糸で別のものを編むつもりだ。
この本から三つミトンを編んでみて、「持つてゐる毛糸でできるといふのはいいなあ」と思つた。
三つともすでに持つてゐる毛糸、それも中途半端に残つてゐる糸だつた。
かういふ糸を有効活用できると気分がいい。
ベルント・ケストラーのものにかぎらず、ミトンや手袋といふのはさうしたあまつた毛糸の有効活用としても編めるものだ。
でも、なんていふのかな、本を買つて、それを見ながら編むときに、本に指定されてゐるものと全然違ふ糸を使へるといふのがいいんだな。
大きさを確かめながら編めるから、できあがつたときに大きすぎるとか小さすぎるとかいふこともないしね。
それでいふと、やつがれの手はぼつてりとした手で縦に小さい。
横といふか厚みといふかにあはせて編むと、縦が長くなる。
そんなわけで、最初に編んだミトンも今回の縄編みのミトンも縦に長くなつてゐる。
二番目に編んだボッブル模様のミトンがさうならなかつたのは、模様ゆゑか、それともこのミトンだけ二段に針の両端で一目づつ増し目をするからか、どちらかが原因だらうと思つてゐる。
増し目の仕方は毎段最初の目を増やすといふのが好きかな。
本では「風車型」と呼んでゐる。
曲線が生まれるのがおもしろい。
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