kakuno 用ペンケース
コクヨのネオクリッツフラットを買つた。
以前から kakuno などの廉価な万年筆を持ち歩ける筆入れがほしいと思つてゐた。
これまではナガサワ文具センターの五本用や七本用のペンケースに一、二本ほど入れてゐた。
持ち歩く荷物削減にともなつて、ペンケースは七本用だけを持ち歩くことにした結果、kakuno などはすべて家で使ふやうになつた。
ちやうど Moleskine を使ひ終へたから、といふこともある。
kakuno にはプラチナ萬年筆のインキであるシトラスブラックとラベンダーブラックとを入れたペンがあつて、Moleskine に書き込むのに重宝してゐた。
裏抜けすることがないからだ。
それが、Moleskine を使ひ終へ、LEUCHTTRUM 1917 を使ふやうになり、裏抜けの心配をする必要がほぼなくなつた。
それで持ち歩く機会が減つた。
持ち歩く機会が減ると使ふ機会もおのづと減る。
起きてゐるあひだ大半の時間は職場で過ごしてゐるからだ。
これではいかんといふので、せめて kakuno だけでも持ち歩きたいといふので、軽量かつ小さなペンケースを探してゐた。
そこで、NEOCRITZ FLAT である。
もつとも薄い形で持ち歩かうとすと、ネオクリッツフラットに入れられるカクノの本数は五本までだ。
いろいろ考へて、カクノは四本にし、あと三菱鉛筆はuniのStyle Fitの三色ボールペンとエルバンの万年筆とを入れた。
最初はStyle Fitかエルバンかどちらかにしやうと思つてゐた。
修正テープとしてPLUS の whiper petit を入れたところ、ペンが五本でもそれなりに厚みが出てしまふことが判明し、Style Fitもエルバンも両方入れることにした。
薄さはそれほど損なはれてゐないと思つてゐる。
開いて筆立て状態にしたときはなんとなくスカスカしてさみしいけれど、なに、入れすぎないことがいいのだ。
ネオクリッツはこれで三つめだ。
最初のはいただきもので、職場で使用してゐる。
二つめは自分で買つたもので、家で使用してゐる。
さう、両方とも現在は筆立て状態になつてしまつてゐるのだつた。
あれこれつめこんでゐるうちに、ファスナーがとじなくなつてしまつたといふのがひとつ。
また、それまで使用してゐなかつた筆立てがあると便利といふことに気がついたからといふのがひとつだ。
どちらか、できればどちらとも筆箱として使ひたいと思つてゐるのだが、ほかに筆立てを用意しないとムリな状況である。またはペンを捨てるか、だ。
そのせゐで、ネオクリッツを買ふことには躊躇する気持ちがあつた。
買つてもどうせまた筆立てになつてしまふに違ひない。
さう思つてゐたからだ。
今回買ふに至つた理由は、ネオクリッツはやはり使ひやすいといふことと、フラットなら荷物もそんなに増えないし、入れすぎないやうに使へばなんとかなるのではないかと思つたからだ。
なんとかしたいと思つてゐる。
ネオクリッツは、かぎ針入れにもいいなあと思つてゐる。
そのうちまた増えてゐるかもしれないな。
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