編みなほす
くつ下毛糸で編んでゐたヴェストは、結局最初から編みなほすことにした。
糸が足りなくなりさうな予感がしたからといふのがひとつ。
横幅が大きくなりすぎる気がしたからといふのがひとつ。
それで編みなほすことにしたのだつた。
編みなほすにあたつて、いままで編んできた編み地からゲージを割り出した。
編みはじめる前にゲージをとらなかつたのかつて?
取らなかつた。
おなじOpal のくつ下毛糸で編んだくつ下を参考に目数段数を割り出した。
輪に編むのと平らに編むのとでは手加減に違ひが出るとわかつてゐて、さうした。
それで、ほぼ想定したサイズになつてゐたのだが。
それだと大きすぎたんだね。
最初に想定してゐた身幅とかが大きすぎたのだ。
参考にするヴェストをはかつたら、もつと小さかつた。
つまり、今回の問題はゲージを取らなかつたことではない。
「これだけ必要」と割り出したサイズが間違つてゐたのである。
編みなほすにあたつて、ほどきはしなかつた。
ほぼ一玉編み終へる寸前だつたからだ。
毛糸だまの逆端から編み始めて、すでに編んだ編み地をほどきながら編んでゐる。
これだと糸が絡むこともないし糸を巻きなほす必要もない。
昨日編みなほしはじめて三十段ほど編んだ。
いつごろできあがるかねえ。
ほかにも編みたいものが出てきてはゐる。
去年編み始めた袖なし羽織も途中のままだ。
時間がほしいねえ。
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