収拾がつかない
荷物が重い。
減らすにはかばんを小さくするのが一番だ。
問答無用で入るものと入らないものとが出てくるからだ。
しかし、かばんに負担がかかる場合がある。
入るだけ入れやうとするからである。
普段から必要なものしか持ち歩いてゐないと思つてゐる。
必要なものが入りきつてゐないとさへ思ふ。
薬とかね。絆創膏とか、携帯用裁縫セットとか。
うつかり入れ忘れるとそのまま忘れつぱなしになつてしまふことが多々ある。
常に使ふから必要なのではない。
突然要りやうになるから必要なのだ。
その必要なものばかりの中で減らせるものがあるとしたら、それはペンだらう。
といふので、先日持ち歩いてゐるペンの棚卸しをした。
全部で二十二本あつた。
毎日全部使つてゐるわけではないが、一週間に一度は使ふものだけを選んでゐる。
ペンの名前を書きだして、用途別に分けた。
たとへば Bullet Journal の題名用だとか、読書記録用、かなりぽんこつではあるものの社会人としては黒いボールペンも必要だし、Moleskine 用には裏抜けのしないインキの入つたペンがほしい。こまごま書きたいときは極細字が向いてゐるし、赤いのインキも突然必要になることがある。
そんな感じで、書き出したところでかたまつてしまつたのだつた。
ペンが多いのは場合わけし過ぎてゐるからだといふことに気がついたからだ。
そしてそれを収拾することができない。
いつもこれなんだよなあ。
Mindmap を作ると、ものすごく大きいものができてしまふ。
わかれた枝も多く、情報がみつしりつまつたものになる。
作れば気持ちはいい。
書き出すだけ書き出せたとすつきりする。
だが、その先に進むことができない。
吐き出すだけ吐き出したら、次にはそれを集約しなければならない。
編集作業ができないのだ。
どうしたら混沌とした状態を収拾できるのかねえ。
手始めに、手帳にさしてゐるペンも含めて持ち歩くものを十七本に減らしてみた。
この先は七本差しのペンケースに入るものだけを持ち歩くやうにしたいと思つてゐる。
その日によつて持ち歩くペンは変へる。
収拾がつかないのだから仕方がない。
入れものを小さくして中身を減らすしか方法を思ひつかない。
荷物を減らすのにかばんを小さくするのとおなじことだ。
でもまあそれも、来週から、かな。
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