長過ぎる
現在編んでゐるストールは五百段を超えた。
指定どほり編むことにすると、あと百三十段ほどで編み終はる。
編んでゐるのは風工房の「まきもの いろいろ」に掲載されてゐるフューシャ・パープルのストールだ。
指定糸を指定針で編んでゐる。
毛糸の消費量もほぼ指定どほりなのではないかと思つてゐる。
一玉で五十段とちよつとくらゐ。
これだと十二玉とすこしで指定段まで編めるんぢやないかな。
なにもなにもほぼ指定どほりなのだが、ひとつだけさうでもないものがある。
長さだ。
指定どほり編むと二メートルを超える長さになるはずなのだが、半分くらゐ編んだところで一メールに達してゐなかつた。
さういへば幅ははかつたことがないな。
整形すれば指定の長さになるのだらうか。
もとが長いストールなので、本に載つてゐるとほりの長さにならなくてもいいのだが、ちよつと気になつてゐる。
気になるといへば、そろそろ整形のことが気になつてゐる。
二メートルを超える長さのものを広げて乾かす空間が我が家にあるだらうか。
ないな。
たぶんない。
編み始める前から整形の際のスペースがないぞ、といふことは気にしてはゐたのだが、編みたいので編んでしまつた。
いまのところ後悔はしてゐない。
円形のショールを編んだときは、半分に折つて整形した。結果、
あまりいい形にはならなかつた。
が、円形のショールを円形のまま使ふことはほぼない。
半分に折つて半円にして使ふばかりだ。
これはこれでよしとした。
しかし、長方形で長いもの、なあ。
どうしたものだらうか。
広げられるだけ広げて、すこしづつ形をととのへるしかないか。
メビウス編みのときはさうするわけだし。
整形のことが気になりだすと、編む手もためらふやうになる。
なんとかがんがん編み進みたいものだ。
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