五里霧中
ノールビンドニングのベレー帽は、まだ増やし目の段を編んでゐるところだ。
昼休みのあいた時間にちよこちよこ作るだけなので、進み具合はまあそんなところだらう。
あひかはらず自分がやつてゐることがた正しいのか正しくないのかよくわからない。
「はじめてのノールビンドニング」に載つてゐる写真と自分の手元にある編み地とを比べてみると、なんだか違ふ気がする。
本のベレー帽はターコイズ色の毛糸でできてゐて編み目がわかりやすいが、やつがれの方は染めてゐないんぢやないかと思はれるやうな毛を紡いだ茶と白との糸で編み目がいまひとつわかりづらいのだつた。
ダールビースティッチださうなんだが。
どうなんだか。
ベレー帽を編んでゐる途中で、ダールビースティッチになつてゐない部分があることはわかつてゐる。
ダールビースティッチは二つあるワーキングループのうちの一つは針を逆方向から入れることになつてゐる。
これを忘れてしまつてゐる箇所がいくつかある。
自分では正しく針を刺したつもりが間違つてゐたらしい部分もある。
それで本の編み地と違つて見えるのだらうと思へなくもない。
ここ何段かは気をつけてゐるので大丈夫だとは思ふのだが。
ノールビンドニングはここのところワークショップがいくつかあつたのらしい。
知つてゐたら行つたのになあ。
さうしたら正しいことをしてゐるかどうかわかるのに。
まあ、タティングレースも長いこと「自分がやつてゐることは正しいのだらうか」と疑心暗鬼の中でやつてきたので、さういふものと思ふことにするかな。
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