もうあみものの本は買はない
風工房の「まきもの いろいろ」に掲載されてゐるストールを編んでゐる。
先週は長さ四分の一まで編めた。
今週は二分の一には達しなかつた。
先は長い。
このストールは、本に指定されてゐる糸を購入して編んだ。
「まきもの いろいろ」を買つた所以がこのストールだつたから、といふこともある。
ほかにも編みたいものはいろいろ掲載されてゐるけれど、まづ「これが編みたい」と思つたんだな。
この本から最初に編んだのはリーフ模様のショールだつたけれど。
編みながらいろいろ考へる。
たとへば、「もうこれからはあみものの本は買はないやうにしやう」とか。
なぜかといふと、どうしても本に指定されてゐる糸で編みたくなるからだ。
手元には一生かかつて使ひきれるかどうかといふくらゐ毛糸がある。
なのに、編みたいもののために毛糸を買つてしまふ。
この問題をなんとか解決したい。
ここ数年はだいぶ買はなくなつてゐる。
買ふときはどんなときかといふと、新しい毛糸が出てどうしても試してみたいといふときと、あみものの本を買つてどうしても本とおなじものが編みたいといふときだ。
新しい毛糸を買ひたいといふ気持ちはだいぶ抑へられるやうになつてきた。
問題は本とおなじものが編みたいときだ。
手持ちにたまたまおなじ糸またはおなじやうな糸があるときはいい。
これだけ手持ちに毛糸がありながら、さういふことはほとんどないんだなあ、これが。
それといふのも、あみものの本といふのは製紙企業と提携してゐて、そのシーズンの最新糸を使用した作品が多いからだ。
ゆゑに本来ならばもつと高価になるだらう書籍の価格も低めになつてゐるのだと思はれる。
最近は、Ravelry の影響などもあつて、指定糸意外で編むこともある。
Ravelry であみもの作品を検索すると代替糸を見ることができる。
Ravelry 以降、手持ちの糸でなんとか編まうといふ意識が芽生えたといつてもいい。
意識は芽生えて、でも掲載されてゐる作品がすてきだつたりするとおなじものを編みたいと思つてしまふんだよなあ。
今後はできるだけあみものの本は買はないやうにするつもりだ。
買ふとしたら、手持ちの糸でなんとかできるやうな作品を掲載した本にする。
これも Ravelry のおかげだらうか、最近はさういふ本も増えてゐるやうに思ふ。
そんなわけで、このストールを編み終へたらその代替糸でなんとかなりさうな作品を掲載してゐる本を買ふつもりでゐる。
結局買ふんだな。
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