目標を設定できない
風工房の「まきもの いろいろ」に掲載されてゐるストールを編んでゐる。
先週はあまり編めなかつた。
長さも半分を過ぎ、ちよつと飽きてきたんだな、これが。
編んでゐるのはフューシャパープルのストールで、はじめと終はりに四段づつガーター編みがあり、模様部分は六三六段編むことになつてゐる。
長さは、あるていど編んだら好きにしていいかなとは思つてゐる。
ただ一段に百三目あるので、それなりに長くないと形が悪い。
二分の一に達するところまでは案外いいペースで編めた。
進まない理由は模様編みに飽きてきたからといふのもあるけれど、二分の一を越えたところで目標がなくなつたからではないか。
最初のうちはまづ十段、模様がひとつできるまで(十二段)、ふたつ、みつつと数へては達成感を得ることができる。
四分の一、三分の一、ちよつと刻んで五分の二、そして二分の一と、すこしづつ達成感を覚えながら編み進んできた。
二分の一を越えたところでそれがなくなつてしまつた。
五分の三とか三分の二とか刻めばいいとは思ひつつ、それがなかなかできない。
三分の一は目標になるのに、三分の二はならない。
ふしぎなことだがどうやらさういふことらしい。
土日と出かけなかつたので、あともうすこしで三分の二といふところまでは編めた。
このあとは四分の三、六分の五と刻みながら目標を設定するつもりだ。
ところで、この土日の目標は四百段までは編む、だつた。
土曜日に編んでゐたときには、到底たどりつけさうにない感じだつた。
日曜の朝も同様で「でもとりあへず編むだけ編まう」と編みはじめてみたらこはいかに。
午前中のうちに三九十段まで編めたではないか。
「編まう編まう」とするよりもなにも考へずに編んでゐる方が進むんだな。
なにも考へずに編んでゐるとときに手痛い失敗をしてしまふので気をつけなければならないが。
十一月の第二週くらゐには編み終へられたらと思つてゐる。
ほかに編みたいものがあるからね。
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