記憶することのよしあし
ストールはすこし進むやうになつた。
風工房の「まきもの いろいろ」に掲載されてゐるストールを編み始めて早一週間。やつと長さ四分の一のところまできた。
先は長いな。
先は長いけれど、すこし進むやうになつた。
寒くなつたからだ。
早く仕上げて使ひたいと思ふからといふこともあるし、だいぶ長くなつてきたので編んでゐるあひだ膝があたたかいといふこともある。
後者の方が理由としては大きいかな。
模様の編み方もだいぶ覚えた。
編みはじめと編み終はりとに一目分ほかのところと違ふ編み方をする必要がある。
模様が左に倒れていくときと右に倒れていくときとで、編みはじめに入るか編み終はりに入るかでわかれる。
これがなかなか覚えられなくてね。
覚えても心配なので、つひ本を見てしまふ。
そんなんでなかなか進まなかつたところも、やつと不安を覚えずに編めるやうになつてきた。
しかし、覚えたと思ふと落とし穴があつたりするのがあみものである。
#たぶん。
編みながら下の段を見て編み方があつてゐるかどうか確かめてゐるのだが、それがおろそかになつてきた。
おろそかになつても模様を覚えてゐるのでだいたいの場合はちやんと編めてゐる。
問題なのは「だいたいの場合」だ。
昨日は二回ほどいた。
どちらも早い時点で気がついたので二段ほどくくらゐで済んだが、一段に百三目ほどあるので一目一目ほどいていくのはなかなか根気のゐる作業だ。
とくにやつがれにとつては。
模様によつては、下から目を拾ふなどして対処することもあるのだが、今回はそれをやつてうまくいかなかつた。
この作業さへなければ三分の一くらゐは編めてゐたらうになあ。
さうも思ふが、おそらくはほどくのもあみもののうちなのだらう。
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