糸を持ち歩く
タティングレースの栞は、あとすこしでできあがるところまできてゐる。
Mary Konior の Black Magic を作つてゐる。
前半は終はり、後半に入つて五個中四個めの外周を作つてゐるところだ。
ここにきて、糸が足りない。
あとすこしだといふのに。
最初から足りない気はしてゐた。
クロバーのタティングシャトル・ボビンのボビンに糸を巻いて持ち歩いてゐる。
これがすこぶるよい。
クロバーのボビン式タティングシャトルは、従来のシャトルの形状に近く、使用してゐて違和感が少ない。
さすがクロバーだ。
では普段遣ひにしたいか、といふと、ちよつと微妙だ。
たぶん、やつがれがタティングシャトルに求めるのはボビン式といふだけではないのだ。
できればかぎ針も装備してゐてほしい。
だから GR-8 Tatting Shuttles を愛用してゐるんだな。
このことに、クロバーのボビン式タティングシャトルを使つてはじめて気がついた。
それまではボビン式のシャトルが好きだくらゐにしか考へてゐなかつた。
しかし、それでもクロバーのボビン式タティングシャトルはいい。
なにがいいといつて、ボビンとボビンのストッパとが実にすぐれてゐる。
予備の糸をボビンに巻いてストッパをつければ持ち歩きに便利なことこのうへないからだ。
ストッパにはボビンをさせるやうになつてゐる。ボビンに糸を巻くときに至極都合がよい。
そんなわけで、今回も外周用の糸をクロバーのボビンに巻いて持ち歩いてゐたわけだ。
でも、Black Magic を作るにはちよつと足りなかつたんだなあ。
惜しい。
もうひとつ予備に持つてゐればよかつた。
昼間の職場は相変はらず暗い。
明るくなつたら Masquerade をつなぐプロジェクトを再開する予定なんだがなあ。
もしかしたらこのまま明るくならないのだらうか。
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