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Monday, 18 September 2017

まきもの不要なれど

Ambitus を編み終はつた。

Scarf

三日前くらゐから指定の最終段に入つてゐて、そこで終はりにするかそれとももうちよつと編むかで悩んでしまひ編み終へることができずにゐた。
三目二目のゴム編みであることもあり、伸縮性に富んだ伏せ止めを採用したかつたので、毛糸はだいぶあまつてゐたけれども指定段で編み終へることにした。
それで正解だつた。
伸縮性のある伏せ止めは普通の伏せ止めより糸を使ふからだ。

お昼ちよつと前からちまちまと伏せ止めをはじめ、なかなか終はらなかつた。
慣れない伏せ止めだからだらう。
伏せ止めが終はつたのが夕方だつたので、水通しはまた今度。
エステルヨートランドのキャラメルは手触りのちよつとごわごわとした糸だ。
でも水通しをするとやはらかくなるので、首にぴつたりとあたる cowl でも問題はない。

この毛糸は三年前のスウェーデンはウメオでのヴェヴメッサで購入したものだ。
ちやうど三年前のいまごろウメオにゐたのらしい。
ウメオで買つてきた毛糸はまだ手付かずのものがある。
おなじエステルヨートランドのレース糸だ。
これを編んでしまへばウメオで買つた糸は一通り使つたことになる。
編んであまつた糸もあるので完全に使ひきつたとはいへないけどね。

できればそのレース糸を使ひたいところなのだが、この秋冬はうつかりあみものの新刊を買つてしまつて、なあ。
買つてしまつたのは、風工房の「まきもの いろいろ」である。

五月の前の秋冬に使つた手編みのあれこれを洗濯してかたづけてゐて、「もうまきものは編まないことにしやう」と思つたはずなんだがなあ。
数からいつたらくつ下の方が多いかもしれないが、まきものも数多く編んでゐる。
一時メビウス編みにはまつてひたすらメビウス編みのまきものばかり編んでゐた時期もあるし、1シーズンにつき最低一枚はマフラーやショールを編んでゐると思ふ。
なぜつて、「編みたい」と思つてしまふからだな。

「まきもの いろいろ」にしてもその題名からして買つてはいけない本だ。
編んだはいいけれど全然使はないマフラーやショールが何枚もあるからだ。
でも編みたい。
このジレンマよ。

でも編みたいんだからさ。
編んでもいいんぢやあるまいか。
さう思つて編み始めたのがリーフ模様のショールである。

リーフ模様のショール

本ではリッチモアのパーセントを使ふことになつてゐるが、手持ちのZaraで編み始めた。
リーフ模様が気に入つてしまつたのだつた。
この本を見る限り、今年は大きくて長いまきものが流行りなのかな。
大きくて長いまきものはいつも編んでみたいと思ひつつ、なかなか編めずにゐる。
単純に毛糸をたくさん消費するし、編むのにも時間がかかる。しかも収納スペースが必要になる。
そんなわけであまり編まずに来たけれど、今年はひとつ編んでみるかな。

その前に去年編みはじめて途中になつてゐる袖なし羽織も編まねば、なあ。

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