Tat Like Little Miss Muffet
タティングレースではひたすら Curds and Whey を作つてゐる。
Curds and Whey は Mary Konior の Tatting with Visual Patterns に掲載されてゐる、うーん、なんといへばいいのだらう、エヂング、かな。ブレード。なんかそんなやうなものだ。
タティングシャトルに半端に糸があまつたとき、うつかり作つてしまひがちなのがこの Curds and Whey である。
なにしろシャトルひとつでできるといふのがいい。
たいしたサイズにはならなくても、シャトルを使ふ練習と思つて作る。
今回は、タッセルかリボンをつければ栞になるくらゐのサイズのものができた。
タッセルはあまり好きぢやないのでつけないと思ふけれどもね。
Curds and Whey こそ何度作つたかわからない。
ビーズを入れて作つてみたこともある。
いいなあ、ビーズを入れて Curds and Whey。
ネックレスやブレスレットにちやうどいいサイズだし。
と、思つてゐることをなぜ実現できないのだらうか。
昨日も、そろそろ羊毛の入つた毛糸であみものをしやう、などとここに書いた。
帰宅したら暑くてそれどころではなかつた。
暑いといふよりは蒸してゐる。
毛糸を使つたあみものには向かない陽気だ。
そんなことを云つてゐると十月過ぎても編み始められないのではないかといふ気がする。
そのあひだにビーズを糸に通してビーズ入り Curds and Whey でも作るかなあ。
毎回おなじことを書いてゐるやうな気がするけれど。
ところで Curds and Whey といふのはいはゆる「マザー・グース」のうち「マフェットちやん」に出てくるものだ。
マフェットちやんがちいさな腰掛けに座つて curds and whey を食べてゐると、巨大なクモがやつてきて隣に座つた。マフェットちやんは怖くて逃げ出す、といふやうな内容だ。
curds も whey も乳製品だといふ。
ホウェーといふのは耳にすることもある。
しかし、カーズといふ名前の乳製品は寡聞にして知らない。
さういふ得体の知れないものを食べてゐるマフェットちやんだつてかなり奇妙なのてはないかといふ気がする。
curds はどのやうなものかわからないし、ホウェーも手元にはない。
ヨーグルトでも食べてマフェットちやん気分にでもなつて、もうちよつと curds and whey を探求してみやうかな。
« 秋冬ものを考へる | Main | かばんの中身を数へえみれば »
Comments