筆文様 システム手帳リフィル
先日、神戸は元町の Pen and message. に行つた。
もともとオリジナルインクの冬枯れは買ふつもりでゐた。
ほかにもなにか、と思つて購入したのが筆文様といふシリーズのシステム手帳のリフィルである。
リフィルをデザインしたかなじいさんのことは Pen and message. の店員さんのblog DRAPE で知つた。
こんな字で紙を埋めてみたいよねえ。
しみじみさう思つた。
blog もしばしば拝見してゐて、ノートの使ひ方や文房具に限らず着るものなどのものづくりなど、「すごいなあ」と眺めてゐるのだが。
システム手帳のリフィルは買はないだらうと思つてゐた。
なぜかと問はれると答へに窮する。
かなじいさんのデザインした筆文様が発表された時点では、まだシステム手帳リフィルの大海に溺れてゐて、すぐ手に入るものでいつぱいいつぱいだつたから、かもしれない。
システム手帳のリフィルは、スライド手帳と5mm方眼紙に落ち着いた。
ほかに買ふとしたらカレンダーとか年間予定表だらう。
5mm方眼紙は Bullet Journal として使用してゐる。
リフィルはこれできまりだらう。
さうは思ふものの、この5mm方眼といふのが問題なのだつた。
一行に書くには小さすぎ、二行使ふと広すぎる。
一行おきに書いてもいいが、それだとなんとなくすかすかする。
筆文様には、3mm方眼と3mm罫とのリフィルがある。
3mm方眼なんてほかの会社でも出してゐるぢやあないか。
さういふ向きもあらう。
さはさりながら、ちよつと大きい文房具店に行かないとなかつたりはする。
それに、Bullet Journal は Bullet Journal でつづけていくつもりでゐるものの、自分には方眼よりも罫線の方があふのではないかといふ気もする。
筆文様の3mm罫は三行ごとに太い線になつてゐて、三行を一行として書けるやうになつてゐる。
二行に字を書いて一行はふりがな用に使つてもいい。
昔、こんなノートを使つてゐたなあ。
英字も書きやすいノート、とかいはれてゐたやうな気がする。
そんなわけで、まづは3mm罫を買ふことにした。
早速モンテグラッパのピッコラで書いてみる。
紙はちよつと厚めですこしざらつとした印象がある。書いてゐてわづかに抵抗を感じる、そんな紙だ。
どちらかといふとするするした書き心地の方が好きだが、わづかな抵抗によつてペン先を制御しやすい感じがするのもまたいい。
水玉罫ははじめて見たときから気になつてゐた。
でも使ひ道が思ひつかなかつた。
今回、Pen and message. の店頭で使用サンプルを見せてもらひ、使ひ道にいろいろな可能性のあることにさらに惹かれ、結局買ふことにした。
まだ使つてゐないが、マンダラートのやうな3×3で使つてみやうかと思つてゐる。
あまり「これがないと暮らしていけない」といふものは増やしたくはない。
さう思つて生きてゐるけれど、筆文様のシステム手帳リフィルは「これがないと書いても楽しくない」ものになりさうな予感がしてゐる。
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