6月の読書メーター
6月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1853
ナイス数:20Slaughterhouse-Five (English Edition)の感想
多分読むのは三度目だと思ふのだが今回が一番おもしろかつた。テンポがいいんだと思ふ。これを読むと「ローズウォーターさんあなたに神のお恵みを」も読みたくなるといふ副作用があるなあ。
読了日:06月01日 著者:Kurt Vonnegut鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。の感想
読み進むうちに「この文体、飽きたよ」と思ふこと一度ならず。雑誌連載だから仕方がない。それに自分ではまづ体験することのないやうな話ばかりだしね。コセイドンが出てくるに至つては「なにをどう見聞き読みして育つたのですか?」と訊きたくなるほどだ。
読了日:06月07日 著者:川上 和人新八犬伝 起 (角川文庫)の感想
ときどき坂本九の聲が聞こえてくる。そしてあの太棹の音も。みなさん書いているけれど、ほんとに信乃さんの迂闊さといおうか人のよさには開いた口がふさがらないが、だから物語が進んで行くのさねぇ。
読了日:06月12日 著者:石山 透So You've Been Publicly Shamed (English Edition)の感想
読み返してみたらいろいろ忘れている。最初は著者のbotの話からはじまるんだったか。いま読み返すと fact check の話とか出てきて興味深い。参考文献の書き方もいま読むとなんとなく執拗に感じる。ほかの本でもこうなのかもしれないけれど。
読了日:06月19日 著者:Jon Ronson新八犬伝 承 (角川文庫)の感想
ズンバラリ(ン)とか、最近聞かないよなー。小栗判官照手姫まで出てくる。当時は通用したのだろう。こどもがわからなくてもおとなは知っている、とかさ。ものごとは一方向だけから見てはいけない、いろんな方向から見ないと、とか、教訓ももりだくさんだ。人形劇を部分的にであれ見たことのある人なら場面場面のようすは脳内で補完できるんだろうけれど、そうでない人はどうなんだろう。この書き方で問題ないのかな。
読了日:06月22日 著者:石山 透毎日新聞・校閲グループのミスがなくなるすごい文章術の感想
この本を読んだからといってミスのない文章が書けるようになるわけではない。どのことばを使うか、このことばを使っても理解されるか、なぜ自分はこのことばを選んだのかを自分で判断できるようになることが大切だ、と書いてあるとおりだ。常用漢字表を持ち上げておきながら、そこに書いてあるからといってなんでも使っていいというわけではない、という。そういうものなんだよな、結局。
読了日:06月23日 著者:毎日新聞・校閲グループ 岩佐義樹三国志で攻略!センター漢文12 (大学JUKEN新書)の感想
テストはないと思ふとものすごく楽しく読める。でも身につかない。世の中さうしたものなのかもしれない。「短歌行」は知つてゐるのとチト違ふ。「対酒当歌」を「酒に対して歌に当たる」と読み下してゐるところに好感を覚える。
読了日:06月27日 著者:高橋忠彦
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