楽しいからいいかなつて
昨日、ネクタイを編んでゐる話を書いた。
考へてみたら、去年のいまごろタティングレースのネクタイを作つてゐたことを思ひ出した。
Jan Stawaszのデザインで、両端がモチーフつなぎのひし形になつたものだ。
作つたら満足してしまつて、整形したあとはしまひこんだままである。
無駄ではないのか。
作つておいて使ふこともなくしまひこんだままだなんて、作つた甲斐がないのぢやあるまいか。
自分でもさう思はないでもない。
でも作つてゐるあひだ楽しかつたからいいのだ。
作るのが楽しくて作る。
さういうのもあつてもいい。
いま作つてゐるタティングレースのモチーフつなぎも袋状に仕立てることは決まつてゐるけれど、実用的なものになるかどうかはわからない。
まだ内袋もどうするか決めてゐない。
今回作らうとしてゐる形はやつがれにとつてタティングレースでは作つたことのないものだ。
そこがちよつと楽しい。
できあがつてみたら「こんなの使へないよ」といふものになる可能性は高いが、そのときはそのときだ。
といふ感じで今日もせつせと結びつづけるのであつた。
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