編んだり紡いだり
この週末は久しぶりに土日とも出かける予定がなかつた。
ほぼ一日中家にゐて、編んだり紡いだりしてゐた。
編んだものの写真も撮つた。
ダルマのくつ下毛糸で編んだ Par 5 Socks である。
このくつ下毛糸は三月ごろ入手した。
針は2.75mmを使用した。
たまたま目についたからだ。
くつ下毛糸のラベルには、くつ下を編むときには0号(すなはち2.1mm)か1号(すなはち2.4mm)を使ふとよいと書いてあつたやうに思ふ。
しかもやつがれは手がゆるい。
大きくなつたとしたらオーヴァソックスにすればいいか、といふので、そのままえいやと編み始めた。
くつ下は編み方どほりに編んだ。
編み方には、かかととつま先とは好きな編み方を用ゐるやうに、と書いてある。
かかとのフラップ部分は自分で割り出して編んだ。
最初は単に引き返し編みのかかとにするつもりだつたが、かかと部分を二目ゴム編みにするといふのはあまりやつたことがなかつたので試しに編んでみた。
割り出した編み方どほりに編めたけれど、ちよつとゆるいかなあ。
かかとはきつちりつめて編んだ方が好きだ。
履いたときにずれにくくなるからだ。
でもまあこれはこれでいいか。
つま先は四方の一目内側で減らし目をする方法にした。
履いてみたところ、編む前に懸念したやうなゆるい感じはしなかつた。
縄編み模様で縮むからだらう。
縄編みには縄編み用の針は用ゐない。
ダルマのくつ下毛糸には用ゐた方がよかつたな、と思ふ。
糸がつるつるしてゐるせゐか撚りがほどけがちなのだつた。
ゆゑに手で押さへてゐた目の糸も二重になることがある。
この糸は編み込み模様にもあまり向かないのぢやあるまいか。
どんな模様が向いてゐるのかなあ。
模様が向いてゐるといへば、パピーのオンフルールで編んだ cowl は糸と模様とがぴつたりあつたものになつたと自画自賛してゐる。
オンフルールは、おそらくもう廃番になつた糸だらう。
羊毛、絹、カシミヤの混紡糸で、とても上品な糸だ。
糸はあるだけ使つた。針は6号。
このままくしゃくしゃにして使つてもいいし、折つて二重にして使つてもいい。
早く寒くならないかなあ。
糸紡ぎは、Helix Scarf を見てはじめた。
毛は鎌倉ペレンデールで求めたシェットランドだと思ふが定かではない。
マフラーはもういらないといふのに、なぜ、と思ふが、編みたいのだから仕方がない。
手持ちの糸で編めばいいのだが、Helix Scarf は紡ぎ雑誌に掲載されたものだつた。
紡ぎはじめたのは無謀だつたかなあ。
ほかに、ネクタイを編み始めた。
くつ下を編んで余つたくつ下毛糸があつたのでそれで編んでゐる。Opal のキリン柄だつたと思ふ。
この先また出かける週末ばかりなので、とくに糸紡ぎなどはどうなるのか甚だ不透明だが、まあ、ネクタイは編むだらう。
夏物は、今年はなしかな。
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