細々と編む
くつ下を編んであまつた毛糸で細々とネクタイを編んでゐる。
手編みのネクタイは以前から編んでみたいと思つてゐた。
自分がネクタイをしめることはないだらうし、贈る先もないのだが、とにかく編んでみたかつたのだ。
さういふものはいくらもある。
レース編みのショールなども、「こんなレーシーなの、編んでも使はないよな」と思ひつつ編む。
くつ下などは「こんなにたくさんあつたら編んでも使はないよな」と思ひつつ編む。
くつ下はそのうち履くこともあるし、レース模様のものも使ふやうになるものもある。
しかしネクタイ。
しかも手編み。
さらに羊毛(化繊と混紡だけど)。
しないでせう。
しないな。
暑さうだし。
でも編んでゐる。
編みたいからだ。
「細々と」と書いたやうに、物理的にも細々と編んでゐる。
前に垂れる部分の増減目が終はつて、いまは細い部分を編んでゐるからだ。
十五目くらゐだつたかな。
これを作り目から134.5cmくらゐ編んで、さらに細くして終はる。
ネクタイつてこんなに増減目のあるものだつたんだな。
単に細長く編むだけなのかと思つてゐた。
さういふネクタイもあるのだらうけれど。
また、ネクタイだからバイアスに編むのかなと思つてゐたが、さうでもないらしい。
バイアスに編むのもよささうな気がしてゐる。
Diagonal Scarf の編み方でいけるんぢやあるまいか。
編み方を見ると、このネクタイは絹の混紡糸で編むものだといふ。
さうだよね、ネクタイといへば絹。
使ひ道に困つた絹の糸があるので、そのうちネクタイを編んでみるかなあ。
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