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Tuesday, 30 May 2017

細さへの挑戦 いまむかし

TwitterのTimeLineにビーズバッグに関するつぶやきがRTされてきた。
過去に作られたビーズバッグ用のビーズは現在製作されてをらず、貴重だ、といふ話だ。
同様にがま口といふか口金の部分もさうなのらしい。

三年前にスウェーデンに行つたとき、北方民族博物館でビーズ細工の展示をしてゐた。特別展だつたと記憶してゐる。
特小サイズとほぼおなじやうな大きさのビーズをふんだんに使つた装飾品がいくつもあつた。
装飾品を作つた人もすばらしいが、ビーズを作つた人もすごい。
こんなに小さなビーズをそれも大きさもそれなりにそろへた状態でどうやつて作つてゐたのだらう。
需要あるところに供給あり、といふことか。

北方民族博物館では、昔の織物や編物の展示もしてゐる。これは常設。
見ると、すくなくともレース糸の40番手くらゐの糸で作られたマクラメ作品があつたりする。あらためてマクラメはレースなんだなあと感心することしきりだ。
かういふ需要もあつたといふことなんだらう。

アイルランド風のかぎ針編みにも、かつてはものすごく細い糸で編んだものがあつたといふ話を聞く。
いまでは到底編めない、といふ話も。
かつてはさういふ需要があつて、大変な技巧を持つ職人がゐたわけだ。

現在ものすごく細い糸で編んだり結んだりするのは、申し訳ないが酔狂の域の話だと思つてゐる。
さういふ糸で作つたものがほしいといふわけではない。
細さへの挑戦、己が技巧の証明。
そんな感じがする。

それが悪いといふのではない。
むかしといまとでは動機が違ふ、といふだけのことだ。
細さに挑戦できるのなら、やつがれだつてしてみたいよ。
だが残念ながらそんな技巧はないし、今日も Lisbeth #40 を結びながら「Lisbeth は #20 が一番だよねー」などと思つたりするのである。

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