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Wednesday, 31 May 2017

メモを取るタイミング

歌舞伎座ギャラリーで開催される歌舞伎夜話に行くことがある。
メモはその場で取るべきか。
それともこの場では役者の話に集中して、あとで覚えてゐることを書き出すべきか。

これまで後者を選択してきた。

芝居などもさうで、見てゐるときにメモを取りたいと思ふことがあつても、結局取らないことが多い。
観劇の最中にメモを取る人には音に対する配慮がなく、さういふ人と同類と思はれたくないから、といふのがひとつ。
もうひとつは、あとで思ひ出せることを書けばいいのではあるまいか、と思つてゐるからだ。
見るはしから忘れていくんだけどね、困つたことに。

やつがれは、言葉、ことに話し言葉に対する記憶力が弱い。
芝居のセリフなどを一言一句覚えてゐることができない。
なのでメモを取りたくなる。

また、歌舞伎夜話に関していふと、あとで書く場合、覚えてゐることをかたつぱしから書いていくので非常に時間がかかる。
時間がかかるといふことは、どんどん忘れていくといふことでもある。
ゆゑに、聞いてゐるときにメモを取れば、時間の短縮につながるのではないか、と思ふわけだ。

でもなー。
別にメモを取りに行くのが目的ぢやないからなあ。
観光旅行に行つてひたすら写真を撮る人をさして、カメラのレンズを通さずに自分の目で見た方がいいのに、と意見する人がゐる。
大きなお世話だよ、と思ひつつ、それもまた真理だよなあ、とも思ふ。

そのあたりのせめぎあひに自分の中で決着がついてゐないので、メモを取ることについても決心がつかない。

今度歌舞伎夜話に行くことがあつたら、その場でメモを取つてみやうか。
問題は、あとで読まうと思つても判読できないのではないか、といふことなのだが。

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