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Tuesday, 04 April 2017

クロバーのタティングシャトル・ボビンを使ふ

クロバーのカセット式タティングシャトル・ボビンを買つた。
よくぞここまで従来のシャトルに近い使用感に仕上げたものだ。
感服することしきりだ。

Clover's Tatting Shuttle Bobin

ご覧のとほり、長さは従来のシャトルとほぼ一緒だ。左が従来のシャトル、右がボビン付シャトルである。

Clover's Tatting Shuttle Bobin

ボビンのある分厚みはある。

Clover's Tatting Shuttle Bobin

ボビンに糸を巻く場合、付属のボビンストッパを使ふと楽に巻ける。

Clover's Tatting Shuttle Bobin

糸を巻くだけならミシンを使ふこともできる。
その場合、ボビンの上下にこのワッシャをつけるのださう。

Clover's Tatting Shuttle Bobin

タティングシャトルに付属してゐるボビンをミシンに使ふのはムリとのこと。

ボビンに糸を巻いたあとストッパに入れておくと、糸がボビンからほどけてきたりしない。
これはすばらしい。
タティングシャトルを使はなくてもボビンとこのストッパだけ使ふといふ手はある。
持ち歩くときに予備の糸を巻いておいたりとかね。
シャトル一つに糸玉一つの作品を作るときに、糸玉側をこのボビンで代用するとかね。
予備のボビンだけのセットもある。ストッパもついてゐるので、これだけ買つてもいいかもしれない。

使ひ心地は、といふと、最初に書いたとほり「よくぞこれまでのシャトルに近い感じに仕上げたなあ」といふところだ。
使用してゐてあまり違和感がない。
厚みもやつがれはそんなに気にならない。
普段もつと厚みのあるボビン付シャトルを使用してゐるからかもしれない。

ただ、あまりにも従来のシャトルの使用感に近すぎて、糸をシャトルから出すときにうつかりシャトルを回してしまつたりするんだなあ。
糸は、クロバーの説明によれば引つ張ればいいのらしい。
これもほかのボビン付シャトルを使ふときの癖でうつかりボビンを回してしまふ。
ボビンを回すとボビンの位置がズレることがあるので、説明どほり糸を引くのが正しいのだらう。

クロバーのタティングシャトル・ボビンを使つてみて、普段自分がボビン付シャトルを常用してゐるのは、ボビンだけが理由ぢやないんだな、といふことに気がついた。
愛用してゐるシャトルは GR-8 Tatting Shuttle にしろ、Pop-A-Bobbin Shuttle にしろ、先にかぎ針がついてゐる。
かぎ針だとピコでつなぐときにやりやすい。
先端のとがつたシャトルだととがつたその先でピコから糸をすくひがちになる。
別にかぎ針を用意すればいいのにね。

ボビン付シャトルはいい。
糸を巻くのもほどくのも楽だ。
シャトルがひとつあればあとはボビンをいくつか用意すれば大抵の用は足りる。
クロバーのタティングシャトル・ボビンは大きさも従来のシャトルとそんなに変はらないし、ボビン付シャトルをちよつと試してみるにはとてもいいシャトルだと思ふ。
もしシャトルが気に入らないことがあつても、ボビンとストッパとは有用だしね。

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