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Thursday, 13 April 2017

飯田市川本喜八郎人形美術館 2017 連環の計

三月から四月にかけて飯田市川本喜八郎人形美術館に行つてきた。
二月末に展示替へがあつてそれを見に行つた。

公式ページの展示内容が新しいものに切り替はつてゐないので、主題は過去の展示のものを使用してゐる。
展示内容がわかり次第、正しい主題に改修するつもりでゐる。

前回の「宮中の抗争」の隣には「連環の計」の面々として呂布、貂蝉、王允、董卓、李儒がゐる。

呂布はケースの後方に立つてゐる。
戟を手にしてゐてやうすがいい。チト覇気には欠ける。
武将の衣装には袖口の広いものがある。そのままにしてゐたら地につくし戦ひにくからうと思ふくらゐ広い。
大抵は下から三分の一くらゐのところで縛つてゐて、呂布もさうしてゐる。
今回、呂布は袖口をできるかぎり狭めやうとしてゐるやうに見えた。
いつもさうだつたんだらうけど、ある日突然気がつくことつてあるよね。

貂蝉はケース前方にゐる。
実にうつくしい。
美術館の方が下から見上げるとやさしい表情になるんですよと教へてくだすつたので、ちよつとしやがんで見上げてみる。
自分の目線の移動で表情が変はつてゆくのがおもしろいよねえ。

王允は貂蝉の右後方、ちよつと高いところにゐる。
人形劇に出てゐたころもさうだつたけれど、王允には小人物といふ印象がある。
司徒だけど、なんだか小ずるさう。
人形劇の王允のイメージはさうで、でもなにか違ふと思つたのか渋谷の新しく作られた方の王允はもうちよつと厳格な感じがする。

王允の右隣には董卓が立つてゐる。
立派な姿だ。
人形劇の董卓にはユーモラスな印象がある。
番組開始当初はもつとこども向けに作るつもりだつたのか、董卓はいつも知恵の輪に興じてゐて、王允とはまたちがつた小物感があつた。コミカルな感じだつた。
番組が進むにつれて、奸雄めいた雰囲気を前面に押し出すやうになる。
黒地に金銀の縫ひ取りの衣装も偉さうな印象を醸し出してゐる。

李儒は董卓の手前、ケースの右隅前方にゐる。
目は左の方を見てゐる。
李儒の見てゐる方向からアプローチするので、流し目のやうにも見える。
これも美術館の方が教へてくだすつたとほり逆側から見ると、全然雰囲気が変はる。
右から見た李儒はなんとも悪さうで、キツネめいた表情をしてゐる。
悪だわ。
董卓とふたりで、
「李儒、お主も悪よのう」
「いえいえ、董卓さまほどでは……」
と黒く笑つてゐさう。
以前から「李儒は董卓より悪に違ひない」と思つてゐるのだが、かういふのを見ると「ほーら、やつぱり」と思ふ。

以下、つづく。

「項羽と劉邦」展その一はこちら
「項羽と劉邦」展その二はこちら
「項羽と劉邦」展その三はこちら
エントランスから宮中の抗争まではこちら

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