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Thursday, 20 April 2017

飯田市川本喜八郎人形美術館 2017 曹操の王国 その一

三月から四月にかけて飯田市川本喜八郎人形美術館に行つてきた。
二月末の展示替へ後、はじめてのことだ。

前回のメインケース「玄徳の周辺」の向かひにあるケースは「曹操の王国」といふ主題で「曹操と野郎ども」といつた趣の人形たちが居並んでゐる。
毎度思ふことだが、曹操とその周囲が一番華やかだ。

ケース右側から曹仁、夏侯淵、許褚、夏侯惇、典韋、曹操、郭嘉、徐庶、仲達、荀彧、程昱、荀攸がゐる。
徐庶が曹操の方にゐるといふのがちよつと目を引く。
曹仁と荀攸とはケースの左右端のちよつと別あつらへのやうなところにゐる。

今回、曹仁はじめ曹操配下の武将たちの展示を見て、特撮戦隊ヒーローものを思ひ出した。
先日、今回の展示室全体の印象として「特撮ヒーローやプリキュアで番組開始直後にひとりひとりの変身シークェンスや名乗りをていねいに演出する感じに似てゐる」と書いたが、それはここにゐる五人を見て思ひついたのだらう。

曹仁は左側を見てやや顎をあげてなにやら見つけたやうなやうすで立つてゐる。
これまで飯田で見た曹仁といふと、顎をあげてゐるときには荒い気性の武将に見えた。ちよつと品のない感じもした。歯が見えるからだらう。
ところが顎をひいてゐると途端におとなしげでそれなりに品もあるやうすに見えておもしろいなあと思つてゐた。
今回の曹仁は顎を若干あげてはゐるものの、これまで見てきたやうな荒ぶるやうすはない。
敵の来襲を認めて押つ取り刀で駆け出さうといふやうなやうすに見える。

夏侯淵と夏侯惇とはケース後方に、許褚と典韋とは前方にゐる。

夏侯淵は右側を向いてゐる。これも城壁から彼方をうかがふ態なのだらうか。なんとなくやうすがいい。
夏侯惇は槍を持ち左側を見てゐる。と書きたいところだが、ちよつとおもしろい恰好をしてゐて、なんとも云ひがたい。五人の中では一番動きがある。
敵と戦つてゐるといふ緊迫感はないので、「腕が鳴るわい」と躰をならしてゐるところなのかもしれない。
夏侯淵が右を、夏侯惇が左を見てゐて、四方の守りは完璧だといふ感じもする。

許褚は鉞を、典韋は短戟を手にしてゐる。
夏侯惇とあはせてこの三人は即戦へる状態にある。でもまだ戦ひがはじまるまでには間がありさうだ。
許褚はやや左を見てゐて下方を睥睨するやうな表情で、典韋はやや右正面を見てゐて見るものを脅すやうな表情をしてゐる。

曹操はケースの中央高いところにゐて、まさに君臨してゐるといふ感じだ。
居並ぶ文武百官の真ん中に立つてさぞやご満悦のことと思ふ。
ケース全体が華やかな雰囲気で、もつとも華やかなのは曹操なんだらうな。

以下、つづく。

「項羽と劉邦」展その一はこちら
「項羽と劉邦」展その二はこちら
「項羽と劉邦」展その三はこちら
エントランスから宮中の抗争まではこちら
連環の計はこちら
玄徳の周辺 その一はこちら
玄徳の周辺 その二はこちら

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