早く寝ても眠い
早寝をしても寝足りた気分にならない。
積年の睡眠不足を解消しやうと日々いろいろやつてゐるのだが、どうにも解消されない。
一説によると、長いこと睡眠不足の状態をつづけてゐると、もう二度と不足分を取り戻すことはできないのださうな。
早寝してもなぜ寝足りた気分にならないのか。
ひとつには、早く布団に入つたからといつて、即眠れるとはかぎらないから、といふことがある。
「早く布団に入らなくては」と思つてゐるせいか、布団に入つてもしばらくは寝付けない。
直前までブルーライトを浴びてゐるから、といふのも原因なのかもしれない。
また、「早く就寝したのだから早く眠りにつかなければ」といふ妙な強迫観念のやうなものがあるのも事実だ。
そして却つて眠れなくなる。
最近では油断してゐて夜中に冷えて目が覚めてしまふ、なぞといふこともある。
あと、起きたときに妙に疲れてゐるから、といふ理由もある。
なぜかどんなに寝てもなかなか起きあがれない。
ベッドを導入しやうかと思ふ所以でもある。
しかも、就寝するときよりも目覚めたときの方が布団を心地よく感じる。
布団から出たくない。
さうすると、遅起きをした方が満足感は得られるのだ。
実際によく眠れたかどうかはともかくとして、朝いつまでも布団の中にゐる方が「よく眠つた」といふ満ち足りた気分になれる。
早寝ではかうはいかない。
早寝もずつとつづけてゐればもしかすると「よく眠れた」といふ満足感を得られるやうになるのかもしれない。
これがなかなかつづけられないんだよなあ。
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