2月の読書メーター
2月の読書メーター読んだ本の数:6読んだページ数:1640ナイス数:10Bridge of Words: Esperanto and the Dream of a Universal Languageの感想エスペラント語前史といふか、Universal Language の歴史的部分がおもしろかつた。エスペラント語の歴史と著者がエスペラント語のイヴェントなどで世界各地で出会つた人々との話が交互に出てくる構成。ユダヤ的とはどういふことかといふ内容が主で、時々「その内容は本当に必要なのか」と思ふこともある。エスペラント語誕生の時期と世界の情勢とを合はせて考へるのもおもしろい。最後の方にエスペラント語やエスペラント語を話す人々の未来はどうなるかといふ話も出てきてこれまた興味深い。読了日:02月06日 著者:Esther Schor
はじめての短歌 (河出文庫 ほ 6-3)の感想人前でスマートフォンを使ふことに抵抗を覚えるのは「コンビニ的圧力」への内なる抵抗と同じなのかな。「生きのびる」と「生きる」でいふと、万年筆は「生きる」側な気がするし、噺家も「生きる」タイプの方が好きな気がする。だから自分は生きのびづらいのだらう。読了日:02月07日 著者:穂村 弘
歴史をつかむ技法 (新潮新書)の感想史料批判とか、現在の価値観でなく当時の価値観で考へるとか、それがむづかしいんだけどなー。そしてそれは歴史だけに限らない。なにごとにもあてはまる気がする。歴史の教科書の最初に歴史を俯瞰する部分がないといふのはその通りかも。あつたらもうちよつと違ふんだらうか。読了日:02月10日 著者:山本 博文
太平記(一) (岩波文庫)の感想時々誰がどつち側かわからなくなつたりはするものの、とてもおもしろく読める。義太夫の人がそのまま語れさうな感じで、時折脳内で妄想再生して見てゐる。楽しい。読了日:02月22日 著者:
文学の楽しみ (講談社文芸文庫)の感想云はれてみれば「classic」に「古い」といふ意味はないなあ。「古典的な」といふ訳をあててしまつたから古い気がしてしまふけれど。精々「伝統的な」くらゐで、伝統的であることと古いこととは別な気がする。ちやんと理解できたわけぢやないが、見るもの読むもの聞くものなにもかもが楽しくなつてくるやうな本である。読了日:02月27日 著者:吉田 健一
The Fall of the House of Usherの感想冒頭部分を音読すると、それだけでなんだか重たくどんよりとした気分になつてくる。さういふ気分にさせる音が続くんだらう。全部音読したらどうなるんだらう。読了日:02月28日 著者:Edgar Allan Poe
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