色合はせに悩む
袖無し羽織は、片方の身ごろがわりといい長さになつてきてゐる。
Rowan のフェルテッドツイードを六号針で編んでゐて、四玉目を使つてゐるところだ。
もう一玉でいい感じの長さになるんぢやないかと踏んでゐる。
思つてゐたより進んでゐるな。
問題は、次に追加する糸のことだ。
ここまで、深緑色からはじめて、紺、紫ときて、いまはくすんだサーモンのやうな色で編んでゐる。
手持ちの毛糸の色はこの四つと、あとくすんだオレンジとくすんだ黄緑とがある。
サーモンと紫との相性はいい。
問題は、サーモンとその他の色との相性がいまひとつといふことだ。
くすんだオレンジ、かなあ。
ほかの色だとコントラストが大きすぎる。
毛糸だまを並べてみるとさう思ふ。
ここまで、色を変へるときは二段おき(ガーター編みなので一段おきに見える)にしましまにして、変はり目が目立たないやうにしてゐた。
「目立たないやうにしてゐた」といふのは、自己満足ではある。
遠くから見たらさう見えるかもしれないが、近くで見たら単にしましま模様があひだにはさまつてゐるだけにしか見えない。
とはいへ、馴染みのよい色同士を合はせてゐるつもりなので、そんなに唐突に色が変はつたやうには見えないんぢやないかな、とも思つてゐる。
ところが、サーモンには馴染みのよい色がない。
紫くらゐしか。
ここで紫に戻るか。
それとも冒険してみるか。
冒険したところで「これはちよつとなー」と思つたらほどけばいいんだから、冒険してみるかな。
ところで、「袖無し羽織」と書いてゐるものの、脇をはがなかつたらポンチョだよね、とも思つてゐる。
ポンチョの方が遣ひやすいかなあ。
これも考へてみるか。
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