野望しかない
昼休みにちよこちよこ作つてゐるタティングレースのモチーフは、は九つめをつないでゐるところである。
このモチーフは Mary Konior の Tatting with Viasual Patterns に掲載されてゐる Masquerade だ。
Tatting with Viasual Patterns はずいぶんと好きな本で、ここに紹介されてゐるものはずいぶん作つた。何度も作つたものも多い。
Masquerade はそのうちのひとつだ。
ほかには Curds and Whey といふエジングのやうなものや、Black Magic といふ栞が好きでいくつも作つてゐる。Spinning Wheel もかな。
何がそんなに気に入つてゐるのだらう。
我ながら不思議に思ふ。
おそらく、ピコの少ないデザインが好きなのだらう、とは以前ここにも書いた。
とくに Masuquerade のピコはつなぐために存在するものばかりだ。
外周になる部分のピコだけが残る。
できれば外周部分のピコはちよつと長めにしたいけれど、ちやんと計画を立てて作らないとできないねー。
今回はレース糸一玉で何枚くらゐモチーフを作れるかを見るために作つてゐるので、その余裕はなかつた。
糸の使用量を見積もれたらちよつと大きいものを作るつもりでゐる。そのときはちやんと計算して作らないとなー。
といふわけで、またぞろ大きいものを作るつもりでゐる。
懲りないねー。
でも、小さいものを作つてもその後どうにもならないからなあ。
一時はお菓子の缶に作つたものを取つておいたこともある。
でも、一度缶に入れたらそのままになつてしまふんだよね。
それはそれでいいのかなあ。
糊でスクラップブックにはりつけるといふ手もあるが、糊がかびさうな気がしてね。
小さいものを作つてもどうにもならない、とか云ひつつ、ちよつと Chinese Coin Bookmark を作つてみるつもりでゐる。
Chinese Coin Bookmark は Jon Yusoff のデザインしたタティングレースの栞で、これまたピコはつなぐためだけに存在するものだ。
外周のピコをなくせばまつたくピコのない(やうに見える)栞になる。
といふわけで、ちよつと作りはじめてみた。
これ、たくさんつないでヴェストとかにしたい感じなんだよね。
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