気分は前向き
指なし手袋の右手用は、親指のまちの途中まで進んだ。
相変はらず遅々として進まないが、それでも左手用よりは進みが早いかな、と思つてゐる。
以前からここに編めなくなつた理由を書いてきた。
睡眠時間を優先してゐるから、といふのが結論だつた。
最近、考へてゐたらもうひとつ理由があることに気がついた。
土日に出かけることが多いからだ。
出先にはあみものは持参しない。
以前は持ち歩いてゐたのだし、また持ち歩くやうにすればいいのかもしれない。
でも出かけるまへに、「今日は編んでるひまはないな」と思ふことが多いんだよね。
編むからには、まとまつた時間がほしいし、できれば落ち着いて座りたいと思ふ。
さういふ時間や場所の算段ができるだらうか、と考へて、「まあ、ムリだな」と思ふわけだね、大抵は。
それで持ち歩かなくなつてしまつた。
世の中、なににしても数を作ることが大切だ、といふ話がある。
だいぶ前にここにも書いたかもしれない。
千時間かけるといい、といふ話と似たやうな話かと思ふ。
思へば不器用でならしたこのやつがれがまがりなりにもくつ下を編めるやうになつたのは、たくさんのくつ下を編んだからだ。
ここのところあまりれ編まなくなつてしまつたのですつかり腕が落ちてしまつたが、でもひとたび身につけたものはまつたくなくなつたりはしないやうだ。
いまはたくさん編むことはできてゐないけれど、つづけてゐれば極端に下手になることはないだらう。
さう思つてせつせと指なし手袋を編んでゐる。
次は指のある手袋を編みたいのだが。
袖なし羽織も控へてゐるんだよな。
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