12月の読書メーター
12月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:1221ナイス数:11千字文 (岩波文庫)の感想文選読み、いいよなあ。なんでやらなくなつちやつたんだらう。字の読み方も意味も覚えられて一挙両得なのに。しかも「千字文」は故事来歴とかもいろいろ覚えられるときてゐる。一粒で何度おいしいのだらう。読了日:12月03日 著者:小川 環樹,木田 章義
Apostle: Travels Among the Tombs of the Twelve (English Edition)の感想十二使徒それぞれの墓があると思はれる場所に赴く話。著者は幼い頃は熱心なカソリックだつたがある時教義に疑問を覚えて信心をやめたといふ。新約聖書を学問的に読み解き、様々な学者の説も紹介してゐる。でもこの本で一番おもしろいのは、各地で出会つた人々との逸話かな。トルコでことばのほとんど通じないお坊さんから寺院の説明を受ける話とか。自分にもうちよつとキリスト教に関する知識があれば、もつと違つた感想になつたのかも。読了日:12月23日 著者:Tom Bissell
いま世界の哲学者が考えていることの感想「ハーバード白熱教室」を見てゐても感じるのだが、こんな悠長なことを考へてゐられるなんてうらやましい。この本でも格差について触れられてゐるけれど、ほんたうの格差はかういふところにあるんぢやあるまいか。紹介されてゐる本で読みたいと思ふものは翻訳されてゐないことが多い。読みたいと思ふ人は原書(または英語)で読める人か出版社が「そもそもこんな世の中の役に立たないやうな本は売れない」と判断して翻訳しないのか。読了日:12月27日 著者:岡本 裕一朗
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