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Monday, 14 November 2016

毛は毛のなりたい糸になる

最近のマイブームは糸紡ぎだ。

Spinning in Progress Spinning in Progress

毛のついてゐる方が家で紡いでゐるもので、10月29日にはじめた。
その前に職場の昼休みに紡いでゐるものがある。10月7日にはじめて、現在では双糸を作つてゐる。

職場で紡いでゐるのはいただきものの毛で、臙脂色のグラデーション四色と染めてゐない毛一色の羊の種類は知れないがバルキーな種のものだと思ふ。

家で紡いでゐるのは二年前に購入したポロワスのトップで、買つた直後に一かせ紡いで双糸にしてある。そのままはふつてあつた。
こののち、もう紡がないのではないかと思つてゐた時期もあつた。
すればするものである。

以前、「ことばを紡ぐ」といふ表現についてここに書いた。
紡いでも糸しかできない。
糸だけあつても仕方がない。
糸をなにかにしなければ。織つて生地にするとか編んでマフラーだとかセーターだとかにするとか。
縫ひ糸にするといふ手もあるが、やつがれの紡いだ糸では縫ひ糸にはできない。残念ながら。
そもそも、縫ひ糸を紡ぎたいとも思はないしな。
紡ぐからには、編む糸にする。
ポロワスは、ショールにしやうと思つて買つた。
すこし太い糸にするつもりで、ちよつと重ためのスピンドルを使つた。35gくらゐある。
ところが紡いでみると、細い糸になつてしまふ。
スピンドルは重たいが、駒の部分の直径が短く、中心に力の集まるタイプだからといふのがひとつ。
あとは、毛自体が細い糸になりたがつてるんだらうな、といふのがもうひとつ。

物理はよくわからないが、スピンドルで細い糸を紡ぐにはスピンドルが軽い方がいい。
ただ、駒の部分の直径が短いものはスピンドルを廻した時にスピンドルの芯に力が集まり、細い糸が紡げるのだといふ。かういふタイプのスピンドルは回転する時間も短くなりがちだ。
いま使つてゐるスピンドルは、Greensleeves Splindles の Trifle だ。
最近はもう作つてゐないのか、いま情報を探さうとしたがこれといつたものが出てこない。
Greensleeves Spindles はヘンリー八世の妻だつた女の人の名前をつけたスピンドルや北欧神話の神々の名前をつけたスピンドル、お子さんやお孫さんの名前をつけたスピンドルなどを作つてゐる。
できるだけ糸を巻きつけたくて作つたスピンドルなんてのもあつて、おもしろい。

やつがれの腕がまづいからだが、毛といふのはどうにもなりたいやうな太さにしかならない気がする。
この毛を太く紡がうと思つても、細くなりたがる毛は細い糸にしかならないし、逆もまた真だ。
職場で紡いでゐた毛は、量が少ないのでできるだけ細く紡がうと思つてゐた。それなりに細くは紡げてはゐるものの、ちよつと気を抜くと太くなる。久しぶりに紡いだので腕がにぶつてゐるといふこともあるけれど、おそらく毛には毛のなりたい太さの糸といふのがある。
そんな気がする。
それに逆らふと、いい糸にはならない。
まあ、紡ぎの腕があれば、ちやんと自分の望む糸が紡げるやうになるのだらうけれど。
さうでなければ、必要な布地は作れないもの。

そんなわけであみものは全然進んでゐない。
編みかけのショールを編みあげたいし、ヨガソックスももう一足くらゐ編んでおきたい。
もう少し心に余裕をもたないとなあ。
全然ないけど。

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