タティングレースツールセット
タティングレースツールセットを買つてしまつた。
そんなにタティングをしてゐないにも関はらず、である。
なぜ買つてしまつたのかといふと、色、だな。
ほんのり透き通つた淡い青といふのが気に入つた。
ピコゲージなんて遣はないよ、と思ふのだが、あれば遣ふかもしれないし。
ピコといへば、やつがれはどちらかといふと小さく作りがちだ。
最初は気をつけて大きめに作るのだけれども、いつのまにか小さくなつてゐる。
それで最近ではもうあきらめて最初から小さくしてしまふ。
以前、ピコを長く取るドイリーを作つたことがある。
このときは、大変気を遣ひながら作つた。
さうしたところ、ピコの長さは気にならないていどには揃つて、ドイリーとしての見栄えも悪くはなかつた。
やればできる。
それでピコゲージを遣はずにここまできてしまつた。
今後は、手元にあるんだし、必要だと思つたら遣ふことにしたい。
でもなー、実はピコはあまりないデザインの方が好きなんだよなあ。
Mary Konior のデザインとか。
あまりピコがないでせう。
あつても主張しない。
ここにも書いた Masquerade などはほとんどのピコがつなぐためのピコだ。
ああいふのが好きなんだよね。
しかし、レースとしての華やかさや繊細さはピコにあらはれる。
気に入つたモチーフやドイリーでピコを多用したものがあつたら、そのときはピコゲージを遣つてみる所存だ。
ところで、タティングレースツールキットにはシャトルも二つついてくる。
一つは通常のクロバーの角付きのシャトルとおなじサイズ、もう一つはおそらくクロバーのシャトルLとほぼおなじサイズだ。
通常サイズの方のシャトルを出してきて、Jane's Bookmark を作つてみた。
糸は Lisbeth #40。
このデザインは、20番かオリムパスの40番で作るのに向いてゐると思ふのだが、手元にあつたのがこの糸だつた。
久しぶりのタティングだから久しぶりさがにぢみ出てゐるよなあ。
段染めの糸で作るときは、下半分はダブルスティッチの表目と裏目とを入れ替へて作るやうにしてゐる。
今回は単色だから下半分も普通に作つてみた。
下半分は表目と裏目とを入れ替へた方がきれいにできるけど、できあがつたものに裏表ができる。
栞だから裏表はない方がいい。
どちらを取るか、だなあ。
ひとつ作るとほかのものも作りたくなる。
職場で紡いでゐる糸を双糸にしてゐる。これが終はつたらまたタティングに戻るかな。
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