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Thursday, 20 October 2016

かな遣ひをあらためる

このかな遣ひも、そろそろやめやうかと思つてゐる。
当初の目的を果たしたからだ。

かういふかな遣ひをするやうになつた理由は、旧かな旧漢字で書かれた書物を読むのが苦痛だつたからだ。
授業でどうしてもさうした本を読む必要があつた。
もともとは英語で書かれた本で、原書で読むか戦争直後に翻訳された旧かな旧漢字の本を読むかしかなかつた。
結局どうしたのだつたか。
評判は悪いが新かな新漢字で出てゐる翻訳本があつて、それを読んだやうな記憶がある。

それより前から旧かな旧漢字で書かれた本は避けてきてゐた。
読みづらかつたからだ。
古文が読めなかつたといふこともある。

でも、それはなんか違ふんぢやないか。
さうした本を読まないといふことは、先達との交流を絶つてゐるとおなじことなんぢやあるまいか。
ではどうすれば読めるやうになるのか。
自分で書くやうにすればいいんぢやないか。
さう思つて、かう書くやうになつたのだつた。

あれから幾星霜。
いつのまにか、旧かな旧漢字の文章を読むのが苦痛ではなくなつてゐる。
旧漢字にはまだまだ読めない字がたくさんあるし、古文にもわからないことばはずいぶんとある。
でも、この書き方をするまへよりはずつとまし。
さういふ状況だ。

当初の目的は果たせた。
みづからかういふかな遣ひをすることで、おなじやうなかな遣ひで書かれた文章を読むのが苦ではなくなつた。
もうかういふかな遣ひをする必要はない。
やめちやはうかな。
読む方は、今後もつづけて読みつづけてゐればいまの状態を維持できさうだし。

でもやめられないのは「ゐ」の字が好きだから、とは以前ここにも書いたやうに思ふ。
ひらがなの中で一番好きなのが「ゐ」の字だ。
「る」でもない「み」でもない。
手で書いたときの「くるくるりん」といふ感覚が好きでたまらない。
字面も好きだ。
いはゆる新かな遣ひでもこの「ゐ」の字を用ゐていいのなら、即そちらに乗り換へるのになあ。

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