なんでもメモ帳の選び方
なんでも書き込むノートを選ぶとき、なにを基準に選んでゐるだらうか。
自分の場合は、手帳のサイズ、ページ数、縦横比とぱらぱらめくりやすいことの四点を重要視してゐるやうな気がする。
無意識のうちにね。
今月に入つてから Smythson の Panama を使ひはじめた。
Panama は預金通帳サイズだ。Moleskine のポケットサイズとほぼおなじ大きさである。
Smythson の Panama だとか Moleskine のポケットサイズを使ふやうになると、やたらと書き込む量が増える。
紙面が狭いなと思ひつつ、なんとなく書きたくなるサイズなのだらう。
一ページに書ける量が限られてゐるからページ数ばかり進むのかもしれないけどね。
サイズもさうだけれど、縦横比が自分の好みに合ふのぢやないかという気もする。
文庫サイズよりも新書サイズの方が書きやすいやうに思ふのは縦横比のせゐなんだよな、たぶん。
システム手帳もバイブルサイズがいいのは、縦横比のせゐだと思ふのだ。
A5の方がたくさん書けるしリフィルも紙面の広さを生かしたものがあるのはわかつてゐる。
持ち歩きの不便ささへなけれはばA5のシステム手帳の方がいい。
でもバイブルサイズが好きなんだよなあ。
縦横比でいふと、トラベラーズノートも好きだ。
トラベラーズノートは大きいけれど、カヴァをはづすと案外どんなかばんにもおさまるところもいい。薄いからといふのもあらう。
カクリエはまだ使つたことがないが、おそらく好きだらうと思つてゐる。
それではなぜ Panama や Moleskine のポケットサイズより大きいトラベラーズノートを使はないのか。
ぱらぱらと見返すときの具合は、Panama や Moleskine の方が断然いいからだらう。
Panama と Moleskine のポケットサイズと、どちらがいいかと訊かれると困るけどね。
紙質でいへば間違ひなく Panama だけれど、どこでも書きやすいといふ点でいへば Moleskine だ。
そんなわけで、たまに「もつと広いところに書きたい!」と思つてちよつと大きめのノートを使つてみては、預金通帳サイズの手帳に戻つてきてしまふ、といふのをここ数年くりかへしてゐる。
そのうち預金通帳サイズで落ち着くんだらうとずつと思つてゐるが、なかなかそこまで思ひ切ることはできないやうだ。
世の中は魅力的なノートで満ちてゐるからね。
« モチーフかエジングか | Main | かな遣ひをあらためる »
Comments