モチーフかエジングか
ネクタイを作つて以来、タティングレースではこれといつたものを作つてゐない。
ここには「栞のやうなちいさいものでも作らうか」と書いた。それで仕上げの手順まできちんとやつて技能向上につとめやうと思つたわけだ。
しかし、いまタティングレースで作りたいものを思ひ浮かべると、大きいものになつてしまふ。
最低でもスカーフのやうなものを作りたい。
スカーフの作れるくらゐの糸はあるしね。
もともとスカーフ、あはよくばショールを作りたいといふので買つておいた糸もある。
糸はあつて、作りたいといふ気持ちもある。
それでも作りはじめてゐない理由といふのは、どんなものを作つたものかが決まらないからだ。
モチーフつなぎにするのかエジングを長くつないだやうなものにするのか、とか。
モチーフつなぎにするんだつたらどんなモチーフにするのか、とか。
エジングにしても、どんなエジングにするのか、とか。
たくさんつなげてみたいモチーフといふのはある。
Mary Konior の Tatting with Visual Patterns に掲載されてゐる Masquerade なんか、つなげてみたいんだよなあ。
このモチーフはかなり好きで、ずいぶん作つた。
でも一度につないでもせいぜい本に載つてゐる数くらゐかな。すなはち3x4くらゐ。3x3くらゐのものを三枚か四枚くらゐ作つた気がする。2x2もあるな。
どなたかのblogで Masquerade をたくさんつないでショールにしたものを身につけてゐる写真を見て、「いつか自分も」と思つてゐるのだが、果たせてゐない。
いつか自分も、と思つてゐるのなら、このモチーフをつないだものを作ればいい。
しかし、ネクタイを作つたときに、モチーフつなぎの端糸の始末にちよつと難儀をしてしまつて、な。
糸始末が好きではないのでモチーフつなぎに挫折しがちなのだつた。
だつたら長くエジングを作つてみてはどうか。
七宝模様を延々とつないだタティングレースのショールを一度作つてみたい。
これもさう思ひつつ、果たせてゐない。
模様を縦にするか横にするかが決められないのだつた。
長さを調節しながら横にした方がいいのか。
縦に作つて長さを決めつつ作る方がいいのか。
悩むくらゐなら作りはじめればいいぢやん。
さうなんだけど、タティングレースつて失敗したときにもとの状態に戻すのが大変だから、つひ躊躇しちやふんだよね。
いつそモチーフつなぎとエジングつなぎとを両方作りはじめてみるといふのもひとつの手かもしれない。
無謀だなー。
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