2016年9月の読書メーター
2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1490ページ
ナイス数:9ナイス
ジョゼフ・フーシェ―ある政治的人間の肖像 (岩波文庫 赤 437-4)の感想
学校に通うてゐるころ読んだんだけど、こんなに読みづらい本だつたつけか。直訳に近いのかな。当時は倉多江美の「静粛に! 天才只今勉強中」の主人公の元ネタといふので読んだ。今回もフーシェの容貌に関する記述が出てくるたびに倉多江美の絵で思ひ出してしまつた。だつて書いてあるとほりなんだもの。
読了日:9月2日 著者:シュテファン・ツワイク
真田太平記(五)秀頼誕生の感想
副題に偽りはないが、秀吉も死ぬ。利家も死ぬ。以前読んだときは楽しかつたはずの草のものの活躍が、いま読むと「それはわかつたから話を先に進めやうよ」と思つてしまふのはなぜか。余裕がないのか。ないんだらうなあ。無念。
読了日:9月6日 著者:池波正太郎
Golden Apples of the Sunの感想
「シン・ゴジラ」を見たら突然「霧笛」を読みたくなつて読み返してみた。昔は書いてあるとほりに読んだけれど、「いや、それ、単に思ひ過ごしなんぢやない?」と思ひながら読んでしまつた。怖い話は苦手なのでポーとから
読了日:9月17日 著者:RayBradbury
コワイの認知科学 (認知科学のススメ)の感想
怖いものを見たら大声で叫べばいいのだらうか? さうしたら「エクソシスト」も見られる? セロトニンが関係するといふことは、恐怖を感じやすい人はあまり幸せではない人なのだらうか? はてなマークでいつぱいだ。入門書としてはいいのかも。
読了日:9月21日 著者:川合伸幸
恐怖の哲学―ホラーで人間を読む (NHK出版新書 478)の感想
ホラーが楽しいと思つたことがないので、「人間はホラーを楽しめるもの」といふ前提につまづいたが、さうね、ジェットコースターとかは好きね、といふのでそのあたりは読み替へつつ読んだ。自分がホラーを楽しめないのは神経症のせゐなのかもしれない。できればホラーを楽しみたいんだけどなー。
読了日:9月26日 著者:戸田山和久
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