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Thursday, 22 September 2016

題名を訳す

「座頭市と用心棒」の英語題が「Zatoichi
And Yojimbo」ではなく「Zatoichi Meets Yojimbo」であることを知つた。

え、それつて「A boy meets a girl.」みたやうな?
と思うたが、「粗にして野だが腐ではない」ので、そこで思考は途切れた。
精々、握り飯を頬張りながら走つてきた座頭市が、曲がり角(のちよい手前からやや見下ろすアングルで曲がり角を中心に写す感じ)で用心棒とぶつかつて、「なんだこのヤロー」的な展開になるのだらう、といふのが関の山である。
その前に、座頭市なら曲がり角で人とぶつかつたりしないか。
あ、でも、市つつあん、この映画でなんかにぶつかつてなかつたつけか。
ま、いいか。

さういへば、「もののけ姫」は「Princess Mononoke」だつた気がする。
正しい。
間違つてないけど、なんだか笑ひを禁じ得ない。
なぜだらうか。
「Princess」といふことばと、もののけ姫の佇まひとが一致しないからかな。
なんか違ふよね、「Princess」つて。

といふのは、しかし、やつがれの感想であつて、やはり「もののけ姫」は「Princess Mononoke」でいいのぢやあるまいか。

「蜘蛛巣城」は「Throne of Blood」ださうな。
「血の玉座」か。
あるいは「血まみれの玉座」かな。
それだとホラーつぽくなり過ぎるか知らん。
「蜘蛛巣城」つて、やつがれ的にはホラーなんだよなぁ。
なにしろ山田五十鈴が怖すぎる。
夢に出るレヴェル。
そんなわけで見返す機会があれば是非見たいと思ひつつも腰が引けてしまふのだつた。
いま見たらそんなに怖くないかなぁ。

ところで、「An Officer And A Gentleman」が「愛と青春の旅立ち」になつたり、「Vicky Cristina Barcelona」が「それでも恋するバルセロナ」になるやうなことは、ないのだらうか。
つまり、邦画が英米などに進出する場合。

舶来の映画の題が妙ちきりんになる例はいくらでもあるけれど。
最近も、舶来の女の人向け映画が本邦で上映されるときのあれやこれやが取り沙汰されてゐて、中には邦題がヘンなものになつてしまふ、といふのがあつたやうに思ふ。

邦画に関する知識がほとんどないので、わかんないんだよなー、そこんとこ。

能や狂言、文楽に歌舞伎の作品はどうなんだらう。
ちやんと英訳されるのか知らん。
劇場に行つて英語の説明を見ればわかるか。

個人的には「愛と青春の旅立ち」的な邦題にそれほど文句はない。
おもしろいからね。
話のタネになる。

問題は、「それつてほんとに映画の本質にあつてるの?」といふところだらう。
「蜘蛛巣城」は直訳したら「Spider Web Castle」とかになるのかもしれないが、「Throne of Blood」の方がいい。
「座頭市と用心棒」は、座頭市と用心棒とが出会ふことに違ひはない。出会つて、なんか起こるわけぢやあない(よね?)ので、ちよつと強引な気もするけど、でも「And」でもないんだよなぁ。

とか、考へて楽しい邦題がつくやうになるといいなぁ。

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