はかどる時 はかどらない時
タティングレースのネクタイは、すこしづつ進んでゐる。
Jan Stawasz の Tatting Treasuresに掲載されてゐるネクタイだ。
ひし形のモチーフを両端に配したネクタイで、現在ふたつめのにモチーフをつないでゐる途中だ。もう半分は過ぎたかな。
このままだと中間部のエジング部分がちよつと細くなるのではないかと危惧してゐるが、そこはさういふものなのだらう。
できあがりが見えてくると、手が進むときとその反対のときとある。
進む場合は早く作つてできあがりを見てみたい。あるいはできあがつたものを早く使つてみたい。
進まない場合は、できあがつたあとの整形が面倒に感じるときだ。あるいは次になにを作つたらいいのか考へあぐねてゐるときもさうだ。
さうなんだよ。
このネクタイができあがつたとして、つぎはなにを作つたものか。
それが思ひつかないのだ。
あみものはここ二週間ばかりなにもしてゐない。
でもそんなに心配してはゐない。
袖無し羽織(あるいは陣羽織)といふ目標があるからだ。
いづれにしても今年の秋冬にはそんなやうなものを編むつもりでゐる。
もともと袖無し羽織を編むつもりだつたフェルテッドツイードはたんとあるしね。
涼しくなつたらすぐにでもはじめられる。
さう思つてゐる。
タティングレースは、なあ。
次になにを作つたものか。
ちよつと思ひつかない。
どうしたものかな。
先週も書いたやうに「The Twirly をつなぐプロジェクト」を再開するか。
それともまつたく別なものを作るか。
糸とビーズとの組み合はせさへ決まれば、ビーズタティングをしてみたい着もする。
さうしないと手持ちのビーズがいつまでたつても減らないからといふこともあるけれど、なにかきらきらとした美しいものを作りたいといふ気持ちもある。
どうしたものかのう。
ネクタイを作つてゐるあひだに思ひつけばいいんだけどね。
時折タティングレースでドイリーを作りたいといふ気持ちに駆られることもあるが、いまのところそれはない。
先日、Lacy Baktus の整形で懲りたからだな。
レースものの整形は手間がかかるし苦手である。
ぢやあレース作りなんかするなよ、といふ向きもあらう。
そのとほりである。
でもつくるののは好きなんだよなあ。
困つたものだ。
ネクタイが進まない理由には、「できあがつても使ふことはないだらう」といふことにもある。
できあがつたら使へるのであれば、もう少しさくさくと進むであらうに、な。
とにかく「タティングレースでネクタイを作りたい」といふ思ひだけでここまできてしまつた。
作りたいんだから仕方ないよね。
たとへできあがつたものを使はないとしてもさ。
ビーズタティングものも、できあがつても使ふことはないだらう。
いままでさうだつたからね。
そもそもタティングレースで作つたもので使つたものつていままであつたらうか。
あ、栞か。
栞ね。
栞はいいかもしれないね。
その路線でちよつと考へてみるかなあ。
« ヴェストとか陣羽織とか | Main | 戀とか愛とか落語とか »
Comments