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Monday, 29 August 2016

計画中

先週はなにも編んでゐない。
暑くて、といふよりは蒸してゐて、なにもする気にならなかつた。
かういふときは文明の利器・冷房に頼るべきなのかもしれないが、なんとなくそれは負けなやうな気がしてしまふ。
ほんたうにどうしやうもないときは使ふけれど、「蒸してやる気がしない」ていどのことでかけてもいいものか、と思つてしまふのだ。

Lacy Baktus は整形をしてみたものの、失敗してしまつた。
ピンをかなり省略してしまつたのが敗因らしい。
うーん、もつとちやんと整形しないとダメか。
昨日は東京マッハ18といふことで、群馬県は北軽井沢にあるルオムの森といふところに行つてきた。
「軽井沢は涼しいけど北軽井沢は寒い」といふ話を聞いて Lacy Baktus を持つて行つた。整形には失敗しているけれど、試してみるにはよい機会だと思つたからだ。
昨日は関東地方も全般的に涼しかつたのらしい。
北軽井沢は確かに寒かつた。
Lacy Baktus はきちんと活躍した。
綿のスカーフ(マフラー)、いいかも。

一方、袖無し羽織についてもいろいろ考へてゐる。
「鬼平犯科帳」で中村吉右衛門演じる鬼の平蔵こと長谷川平蔵が着てゐるのをぢつくりと見るのはもちろん(それは別段袖無し羽織がなくてもすることではある)、どうやつて編んだものかといふことも考へてゐる。

たとへば身ごろをどうするか、だ。
以前「毛糸だま」で見た茶羽織は、身ごろ部分ははいではゐなかつたやうに記憶してゐる。
前身ごろと後ろ身ごろとは肩と脇とでつないでゐたかと思ふが、後ろ身ごろは一枚、前身ごろは左右でそれぞれ一枚づつだつたと覚えてゐる。

今回は、後ろ身ごろは背中の中心でつなげやうかと思つてゐる。すなはち、二枚編むつもりでゐる。
その代はり、肩のはぎは入れずに前身ごろと後ろ身ごろとをつづけて編む計画だ。
多分、お頭の袖無し羽織もさうなつてゐるはずだ。

すこし幅の広いマフラーのやうなものを二枚編んで背中の部分だけつなげる。
それでかなり袖無し羽織に近いものができあがるんぢやないかな。
あとは脇をとじればいい。脇をとじなかつたら羽織ぢやなくてポンチョになりさう。
ポンチョもいいなあ。

問題は、ただまつすぐ編むと、縦方向にダレることだ。
今回はガーター編みで編むことを考へてゐる。
ガーター編みやメリヤス編みの編み地には縦方向に伸びる性質がある。
袖無しではあるが、羽織にはそれなりに長さがある。
その分糸も使ふから重さもそれなりになるだらう。
といふことは、縦にのびやすい羽織になるといふことだ。

これを解消するのに、編み地をバイアスにしたらどうかと思つてゐる。
以前、multidirectional diagonal scarf といふマフラーを編んだことがある。
角から編み始めるマフラーで、編み地が斜めになるものだ。multi なのでときどき斜めになる方向が反転するんだけど、これを反転させずに編んでみたらどうかなあ。
編み地がのびるのは避けられないけれど、縦にのびることはなくなるだらうし。

と、斯様にいろいろ考へてゐると、袖無し羽織も一枚だけでは足りないやうな気がしてくる。
experiment のためには二枚三枚と編まないとダメだ。

まだまだ端を編みつぱなしにするかとかi-cordを編みつけるかとかほかのことをするかとか、考へたいこともたくさんあるしね。

袖無し羽織、なんだか楽しさうだ。
完成は遠さうだけど。

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