多角形の限界
タティングレースのネクタイもわづかながら進んでゐる。
前回は、ネクタイの両端に配置する菱形のモチーフの片方を作つてゐる、と書いた。
先週の時点で菱形を形作る六角形の花のモチーフをあとふたつつなげればいい状態だつた。
先週のうちにもう片方の菱形に着手できるだらう。
さう考へてゐたのだが。
捕らぬ狸の皮算用、とはよく云つたものだ。
まだ最初の菱形が完成してゐない。
最後の花のモチーフをつなげやうとしてゐるところだ。
なぜさうなつたのかといふと、この最後のひとつをつなげる位置を間違へてしまつたからだ。
しかも、つなげたあとリングをひとつ作つたくらゐだから、ほどかうと思つたのがいけなかつた。
うまくほどけなくて、結局モチーフをひとつ無駄にした。
ほどかうとした時間も無駄になつた。
そんなわけで、新たにモチーフを作りなほしてつながうとしてゐるところなのだつた。
なぜつなぎ間違つてしまふのか。
放置してゐる「The Twirly をつなぐプロジェクト」でもしばしばモチーフ同士をつなぐ位置を間違へてはほどき、また間違へては切りなどしてゐた。
つなげるときによく確認してゐるはずだ。
「確認してゐるはず」で、実はちやんと確認できてゐないのだなあ。
むう。
「The Twirly をつなぐプロジェクト」では、Microsoft Excel で図形を使つてつなぎ方を図示してはゐた。
それでも間違つてしまふんだよなあ。
今回などは、そんなに大きいモチーフでもないし、モチーフの数も九枚くらゐだから、実物大の型紙のやうなものを作つておけばよかつたのかもしれない。
型紙の上に作りかけの菱形のモチーフをおいて、どこが欠けてゐるのかわかるやうにするのだ。
これはいい案のやうに思へる。
ただ面倒くさいだけで。
思ふに、六角形のモチーフつなぎが苦手なんだな、やつがれは。
四角形のモチーフをつなぐときにこんな間違ひはしない。
それがたとへ辺と辺とが隣り合ふやうにつなぐ場合であつても、モチーフ同士の対角線をつなぐやうな場合であつても。
三角形のモチーフはそんなに作つたことはないが、でもやつぱり間違はない気がする。
五角形と八角形とについてはやつぱりそれほど作つたことはないなあ。
七角形は作つたことがない。
九角形は作つたことはあるけれど、つながうと思つたことがない。
十二角形は六角形とおなじやうになる気がする。十二角形のモチーフつなぎでつなぎ間違へはしたことはないけれど、それもやはり数を作つてないからだ。
さう考へると、やつがれのモチーフつなぎの限界は四角形なのかもしれない。
ひどく頭の悪い話だ。
« 本体部分はできたけど | Main | 飯田市川本喜八郎人形美術館 江東と荊州 その二 2016 »
Comments