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Tuesday, 19 July 2016

イデアとの葛藤

タティングレースのネクタイは、あひかはらず少しづつ進んでゐる。

江戸紫と呼びたいやうな色のDMC Cebelia #20で作つてゐる。
色合ひのせゐか、はたまた太さのせゐか、なんとなくタティングレースをしてゐるといふ気がしなくなるときがある

シャトルをあやつつてゐるときは無論そんな気にはならない。
糸を切つて進み具合を見るときなどに思ふ。
たとへば先週の写真とかね。

Tatted Necktie in Progress

この写真もどこからどう見てもタティングレースのモチーフではある。
さうではあるものの、なんとなくタティングらしくない。
もつと云ふと、自分が「タティングレース」と思つたときに脳裡に思ひ浮かべるやうなものではない。
自分のタティングレースのイデアと一致しない、といふか。
イデアと実物とが一致しないのは当然のことではあるのだけれども。

ではどんなものが「タティングレース」なのか。
「タティング」はおいて「レース」といつたら、繊細で色は白か生成だらう。
せいぜい黒。
ほかの色だとしても、きはめて白に近い淡い色。
繊細といふからには、四十番かそれより細い糸を使つたもの。
そんなところかな。

ものとしては、やはりドイリーだらうな。
ドイリーとかテーブルランナーとか、さういふもの。

ドイリーについてはここにも何度か書いてゐる。
レースを作つたといふ満足感が得られる代はり、その後使ひ道がない、といふことを。
ここしばらくドイリーは作つてゐない。
モチーフつなぎをしてゐて途中であきて、「まあドイリーといふことにするか」といふやうなものはいくつか作つた。
そんなところだ。

そんなわけで、いまものすごくドイリーを作りたいモードに入つてゐる。
ときたまあるんだな。
さういふ気分になることが。

でもいまドイリーを作りたいと思ふのは、小さいモチーフをつなぐのが面倒になつてゐるからのやうな気がしてならない。
つまり、ネクタイ作りに飽きてしまつてゐるのだ。
小さいモチーフはあと六つつなぐ必要がある。
あとはエジングのやうな感じでモチーフ同士をつなぐ。
このエジング部分に入れば、しよつ中糸始末をしなくてもよくなる。
そこまで到達すれば、ドイリーを作りたい病も癒える。
そんな気がする。

でもなあ、たまには白とか生成とかの糸でタティングしてみたいよなあ。
Cebeliaを買つたときは色糸モードだつたんだけどね。
あはせて買つたLisbethの糸も青のグラデーションの糸だ。
そして、よくよく考へてみると、白とか生成のレース糸はあまり手元にないことに気づく。
たしか、オリムパスの四十番100gを安売りしてゐたときに買つたのがあるはず。
ぱつと思ひつくのはそれくらゐだ。

これはおとなしくネクタイを作れ、といふことだよな。

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