斜行する編み地
編めぬ編めぬは編みが足らぬ。
といふわけで、この日曜日はちよつと編んでみた。
パピーのピマデニムを6/0かぎ針で編んでゐる。
ポシェットになる予定だ。
模様は「すてきにハンドメイド」で見かけた編み方だ。
数段編み進んで、斜行する模様だといふことがわかつてきた。
もしかしたら平たく編んで脇を閉じる編み方なのかも。
「すてきにハンドメイド」のテキストは購入してゐない。したがつて確認することはできない。
斜行は斜行でいいことにするつもりだ。
試し編みでもあることだし。
この模様では、こま編みと長編みとを交互に一目づつ編み、次の段では前の段でこま編みのところに長編みを、こま編みのところに長編みを編む。
二段二目の模様とでもいはうか。
二段編むと辻褄があふことになるけれど、編み地自体はテクスチュアつぽい感じになる。触るとぽこぽこした感触もある。
なかなか編み進まない理由は、糸が絡んでしまつたときとおなじだ。
ピマデニムは糸同士が絡まりやすい。
そしてするりとはほどけない。
二色使つて編んでゐると、意図せずして糸同士が絡まりあふ。
それを解消しながら編んでゐるのでどうしても時間がかかつてしまふのだ。
これは一色だけで編んでゐても発生する。
指に掛けた糸が玉から出てゐる糸と絡まることがあるからだ。
さういふ糸と思つて編むしかない。
とはいへ、ピマデニムはいい糸でもある。
編み地を触るとさらさらとしてゐて気持ちがいい。
ポシェットのやうなものを編むよりは、なにか身につけるものを編んだ方がいいのかもしれない。
夏用のスカーフなんかいいんぢやないかな。
まだあまつてゐる糸があるので、編んでみやうかなと思つてゐる。
このポシェット(もどき)ができたら、だけれども。
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