2016年5月の読書メーター
2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1719ページ
ナイス数:17ナイス旅の時間 (講談社文芸文庫)の感想
連休向けにのんびりと読める本をと思ひ選択した。どこか不思議な話ばかりで、いつのまにか並行宇宙に迷ひ込んだやうな気分になる。どの作品も飲んでばかりで、そこもいい。
読了日:5月7日 著者:吉田健一歌舞伎に踊る囲碁文化の感想
「金閣寺」に「ここ、絶対笑へるんだけど」といふ部分があつて、でも誰も笑はないのでいつもぢつと耐へ忍んでゐたのだが、やつぱりをかしい場面だとわかつたのでこれからは胸を張つて笑ふことにしたい。全体的には誰向けの本なのかわかりづらい。歌舞伎にも囲碁にも親しんでゐる人つてたくさんゐるのかな? 特に最後の五世幸四郎の章は何の為にあるのか謎。ふりがなが少ないので、歌舞伎に詳しくない人や囲碁に詳しくない人はチトつらいんぢやあるまいか。あと「小栗判官譚」がないのがちよつと意外だつた。単に馬が碁盤に乗るだけだからか。
読了日:5月10日 著者:藁科満治The Woman Who Died a Lot (Thursday Next)の感想
ほんとのサーズデイの話、といきたいところだが、「これはほんとに本物なの? 入れ替はつてない? それとも単に痛み止めのせゐでラリつてるだけ?」と、眩惑されること一度ならず。ジャック・シットやエオーニスとの決着がついて、ジェニー問題も一応の解決を見たいま、どう続くのだらう。今回は出てこなかつた BookWorld も次回は出てくるのかな。
読了日:5月19日 著者:JasperFforde白楽天詩集 (平凡社ライブラリー)の感想
久しぶりに通読。飲酒の詩が多いなあとあらためて思ふ。酒の詩はいいよね。古典の授業で「ながい うらみの うた」を刷つたプリントをもらつて、でも授業で使つた記憶がなく、誰のなんといふ本に出てるのかずいぶんと探したものだつた。そんなことを思ひ出した。
読了日:5月23日 著者:真田太平記(四)甲賀問答の感想
忍者合戦。かう書くと安つぽいなあ。
読了日:5月28日 著者:池波正太郎
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