糸の巻き方
The Twirly をつなぐプロジェクトはあひかはらずお休み中である。
The Twirly とは Jon Yusoff のデザインしたタティングレースのモチーフだ。六角形で風車の形をしてゐる。
これをたくさんつないで最終的にはちよつと壊れた大きな六角形を作るのが「The Twirly をつなぐプロジェクト」である。
で、ただいま絶賛挫折中、と。
代はりといつてはなんだが、ちよこちよこと Mary Konior の Curds & Whey を結んでみたりしてゐる。
_Tatting with Visual Patterns_ に掲載されてゐる作品だ。
Curds & Whey は、なんなんだらうね。
エジングでもないし、モチーフでもないし。
エジングにはしやうと思へばできないことはないけれど。
レースのテープのやうなものかな。
こんなレースを半襟に縫ひつけてみたいものである。
なんだかよくわからない Curds & Whey だが、何度も作つてゐる。
大抵は栞にしてゐる。
たまにビーズをあしらつてネックレスのやうなものを作つたりもする。
Curds & Whey はどちらも乳製品だ。
ここにも何度か書いたとほりである。
したがつて、Mary Konior の本にも白い糸で作つたものが掲載されてゐる。
これもおなじ本に掲載されてゐる Black Magic と同様に、みな思ひ思ひの色で作つてゐるやうだ。
本以外で白い Curds & Whey なんて見たことがないかも。
あ、以前、白に近い生成の糸に青いビーズをとほして「黴びた Curds & Whey」なんてなものを作つたことがあるから、それくらゐかなあ。
Curds & Whey のいいところはシャトルひとつでできることにある。
けれども、いつもなんだかうまくいかない。
これも以前書いたやうに、うまくリングの芯糸を引けないのだ。
引ききれない。
最初のスティッチと最後のスティッチとのあひだに芯糸が残つてしまふのである。
糸に妙な撚りがかかつてゐるのが原因かなあ。
それで時々シャトルをぶらさげて過剰な撚りをとりはする。
おそらく、シャトルに糸を巻く時点でダメなんだらう。
やつがれは GR-8 Tatting Shuttle を遣つてゐるから、ボビンに巻くとき、だな。
タティングシャトルやボビンに糸を巻くときは、糸を動かすのではなくて、シャトルやボビンを回すといいのだといふ。
よく本に載つてゐる方式だとシャトルを固定して糸をぐるぐる巻き付けることになる。
さうではなくて、シャトルをぐるぐる回して糸を巻き取るやうにするといいのださうな。
残念ながら試してみたことはない。
一度やつてみるか、と思ひつつ、そのままになつてゐる。
もうちよつと Curds & Whey を作つてみるつもりだ。
あとのことはそれからだ。
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