編みはじめられない
ヨガソックスは編み終はつた。
林ことみの「北欧ワンダーニット」に掲載されてゐるエストニアンスパイラルのくつ下だ。
ヨガソックスの効用はここにも何度か書いた。
電車の中などで足下が冷えるときに足首があたたかいといふだけでだいぶ違ふ、とかね。
でも一番いいのはかかととつま先といふ一番ダメになりやすいところが最初からないところだ。
ゆゑに履いて外に出てゆきやすい。
かかとがあると靴とすれてそこから穴があいたりするからね。
そんなわけで、あともう一足くらゐは編んでおきたい。
このくつ下は、Regia の Crazy Color といふ毛糸で編んだ。
確か三ツ葉屋で買つたものだ。
エストニアンスパイラルにする必要はなかつたなと思つてゐたけれど、この毛糸とエストニアンスパイラルは合つたな。
柄もできるだけ合はせてみたつもり。
次に編むヨガソックスはなにかほかの模様にする予定だ。
いままで編んだ中で気に入つてゐるものか、あるいは編んだことのないくつ下のかかととつま先とを編まないやうにするつもりである。
まだどの毛糸でどんなくつ下を編むか、具体的には決めてはゐないけれども。
ところで、ほんたうはのヨガソックスは昨日編み終はつてゐるはずだつた。
「真田丸」を見ながら編むつもりだつたからだ。
実際、見ながら編んだのだけれども、編み終はらなかつた。
編む速度が落ちてゐるんだなあ。
地震があつて暖房を切つてゐたから手先がかじかんで編みづらかつた、といふのもあるにはある。
こんな風にちやんと次に編むものも用意してゐたといふのにね。
「暮しの手帖79号」に掲載されてゐる帽子を編むつもりでゐたんだな。
しかし、突然気が変はつた。
去年、この毛糸で大きな三角ショールを編んだ。
それに合はせて帽子を編まうと思つてゐたのだが、お揃ひにするのはマフラーといふかネックウォーマがよからうと思ふに至つた。
だつてショールを肩にかけたつて、襟元は寒いぢやん。
さう思つて、いろいろ考へてまづはアフガン編みのマフラーを編みはじめてみたのだが、すでにほどいてしまつた。
この毛糸はとてもやはらかくて手触りがいい。
アフガン編みにすると、裏はあまり手触りがよくないのだつた。
しかし、だからといつて代はりにどう編んだものやらわからない。
思ひ浮かばないのだつた。
なんか、こー、編む力が落ちてるんだよなあ。
ヨガソックスを編んでゐる蔡中もちよつとそんなことを思つた。
とりあへず、Striped Shawl の続きを編むかな。
さうしないともう暖かくなつてしまひさうだし。
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