「大丈夫だよ」といつてくれる予定
スライド手帳のバイブルサイズを使ひはじめてから、二回スライドをした。
三週めに突入したといふことだ。
いまのところ快適に使へてゐる。
スライド手帳を使ひはじめて、変はつたことが二点ある。
ひとつは、荒いものながら予定をたててゐること。
もうひとつは、さまざまな種類の筆記用具を使ふやうになつたことだ。
荒いものながら予定をたてるやうになつた、といつてもまだ二回スライドしただけだ。
最初のスライドのときはそれほど予定をたててはゐなかつた。
ただ、スライドする直前に日曜日の欄に「これをやらう」と決めたことを書いておいた。
日曜日の予定なので、個人的なことだ。
その気にならなかつたらやらなくてもいい。
実際、日曜の朝、目が覚めたときは「やつぱりやめやうかな」と思つてゐた。
起きて洗濯や掃除をするうちに気分が上向きになつてきて、結局予定のとほりのことをした。
予定やToDoは手で書くだけでかなり達成すると思つてゐる。
すくなくとも自分の経験ではさうだ。
手で書くのがいいやうに思ふ。
書いたものは見返さなくても達成する確率が高い。まあ、やつがれの場合は、ね。
見返すとさらに確率が上がる。
そんな気がしてゐる。
今週は月曜日に打ち合はせがあつた。
ここで今後のことがいろいろ決まることになつてゐたので、スライドするのをすこし待つた。
打ち合はせが終はつて、今週やることを書いてからスライドした。
現在、〆切がほぼおなじ作業が二つある。
片方は自分がなんとかすればいい作業だ。
もう片方は複数人の協力が必要な作業だ。
自分だけでなんとかなる仕事の方が量が多くすることも煩雑である。
他人の協力が必要な仕事はといふと、協力してくれる人さへ手が空いてゐるなら即終はる。
これまでだつたら、どちらにも手を着けてどつちも中途半端な状態で作業終了まで過ごすことが多かつた。
実はいまもそんな感じではある。
でも、他人の協力が必要な方は相手の予定を確認して「この日にやる」と手帳に書いた。
不安になると自分で書いた予定を確認する。
それですこし安心する。
yPad half S を使つてゐたときは、月曜から水曜はこの作業、木曜はあの作業で金曜はその作業といふやうにわりふつてゐた。
そのときの経験が生きてきてゐるやうにも思ふ。
予定は、安心するためにたてるのかもしれない、と、このとき気がついた。
予定と実績とをくらべて、大丈夫だといふ確信を得る。
大丈夫ぢやないことも多いんだらうけどもさ。
でも、これまでなにかと不安になりがちで、いまでも不安になつてゐる自分にはなにか「大丈夫だよ」といつてくれるものが必要だ。
それが自分でたてた予定なのかもしれない。
これからスライド手帳を使ふなかでそこのところを確かめていくんだらうな。
ところでスライド手帳だと予定をたてるやうになるのは、おそらくスライドしてしまつたら書き込みにくくなるからだと思つてゐる。
HIRATAINDER を使つてゐるので、右側のページへ書き込むのは実にスムースなのだが、左側のページへ書き込むときは中央のリングがちよつと邪魔だ。
その annoying な感じがイヤで予定をたてるやうになつてゐる。
そんな気がする。
筆記用具についてはまたの機会に。
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