すべて職場のせゐ
この休みは、のんびり Striped Shawl を編んでゐた。Domino Knitting に掲載されてゐるショールである。
年の明ける前に2列目を編み終はつて、現在3列目を編んでゐる。
睡眠が足りてゐると、編んでゐても楽しい。
本を読んでゐても楽しい。
寝不足のときといふのはなぜあんなになにもかもつまらないのか。
ちやんと寝やう、と、まとまつた休みのたびに思ふ。
できた試しはないけどね。
休みの日はちやんと寝るやうにしやうといふのは、一昨年の正月休みにはじめたことだ。
正確には一昨々年の12月末からか。
夜はどんなに遅くとも12時台には寝て、朝は出勤する日とほぼおなじ時間に起きる。
足りない分は昼寝で補ふ。
この休みのうち昼寝をしたのは一回だけだけどね。
最初のうちは6時半に起きやうとして目覚まし時計のアラームを鳴らしてゐた。
どうもこれがストレスの元のやうな気がして、目が覚めるまで寝ることにした。
早寝(当社比)をしてゐるのだから、朝もそれなりの時間に目覚めるはずだと思つたからだ。
やつてみると、7時すこし過ぎ、7時5分前後に目が覚める。
出勤するにはそれではちよつと遅いんだけど、まあ、自然に目が覚めるんだからいいか。
さう思ふことにした。
休みのあひだは、出かける予定のない日は外を歩くやうにしてゐた。
ちやんと起きてちやんと歩いて、食べる方はまあ飲みながらなのでいい加減だけれど、それなりにちやんと暮らしてゐる。
なにしろ寝るのが遅くなるからといふ理由で紅白歌合戦も見ないくらゐだ。
長いこと、自分はいい加減な暮らししか送れないのだと思つてゐた。
朝もはふつておけばいつまでも寝てゐるし、宵つ張りだ。
外に出るのは大の嫌ひ。
宵つ張りの朝寝坊はこどものころからだ。
このままぢや幼稚園にあがれないよ、と云はれてゐた。
夜眠れず、そつと親のやうすを窺ふとぐつすり寝てゐるやうだつた、といふこともあつた。
きちんと朝起きて寄る眠れてゐるのは、学校や職場に通つてゐるからだ。
さう信じてゐた。
どうやらそれは逆なのらしい。
学校や職場に通つてゐるからきちんと起きられないしきちんと眠れない。
とくに職場だ。
帰宅後、あれやこれやをしてゐるとあつといふ間に日付が変はつてしまふ。
どうにかしてその前にせめて布団に入らうとするのだが、それができない。
まとまつた休みの日ならできるのに。
などと嘆いてゐても仕方がない。
今年の目標も「睡眠時間優先」だ。
ゆゑに今年もあまり編めないだらうと思つてゐる。
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