目先にとらはれ過ぎ
ヨガソックスを編んでゐる。
まだ最初の一本を編んでゐるところだ。
林ことみの「北欧ワンダーニット」に掲載されてゐるものを編んでゐる。
進まないねえ。
編んでないからだけれどもさ。
エストニアンスパイラルなのがいけないのだらうか。案外時間がかかるんだよね。
エストニアンスパイラルはもう何度か編んでゐるんだけどなあ。
編まないからうまくならないといふ話もある。
編みはじめて気がついたのだが、別にエストニアンスパイラルにする必要はなかつたね。
ほかの模様でもよかつた。
普通のくつ下のつま先とかかととを編まないものとかにしてもよかつた。
Monkey とか Pomatomus とかさ。
もう一足は編むつもりでゐるので、次にはさうしやう。
ちなみにいまもヨガソックスを履いてゐる。
もともとはヨガソックスを編むつもりではなかつた。
Regia の Design Line である Arne & Carlos の毛糸を買ふときに一玉づつしか買はなかつた。
価格から、一玉で100gくらゐあるだらうと判断してしまつたんだな。
それが50gだつた。
これではくつ下はちよつと編めない。
くるぶしまでのくつ下ならもしかしたら編めるかもしれないけれど、そんなくつ下は別段ほしくないしなあ。編むのはいいかもしれないけれど。
そのときに思ひ浮かんだのが「さうだ、ヨガソックスを編まう!」だつた。
編んで正解だつた。
よく使つてゐるし、役立つてゐるしね。
ヨガソックス以外に、指なし手袋を編む、といふ案もあつた。
指なし手袋もいい。
リストウォーマーだとちよつと不足な気がする。
手の甲も覆つてゐた方がいい。
腕もできるだけ長く覆へた方がいい気がする。
いま使つてゐるのは、Regia Silk で編んだ Serpentine Mitts といふ指なし手袋だ。
毛の割合は少ないけれど、ちやんとあたたかい。
ちよつと大きめになりすぎてしまつたが、それで空気を含むのがいいのかもしれない。
あと、Puppy のプリンセスアニーで編んだ Pomatomus によく似た模様の指なし手袋もある。こちらはちよつと短いので秋の終はりや春先に使つてゐる。
指なし手袋も編みたいなあ。
できれば縄模様の入つてゐるもの。
さういへば、浅草に歌舞伎を見に行つて、吉原つなぎつてやつぱりいい柄だなあと思つたんだよな。
以前、吉原つなぎをイメージして縄編み模様を作つたことがある。
あのときはちよつと真ん中の穴が大きくなつてしまつた。
次はまちつと考へて編まうと思つてそのままになつてゐる。
吉原つなぎに挑戦するか。
その前にいま編んでゐるものを編んでしまはないとね。
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