2015年12月の読書メーター
2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1877ページ
ナイス数:10ナイス
審判 (岩波文庫)の感想
_Lost in a Good Book_ に出てきてなつかしかつたので読んでみた。サーズデイ・ネクストで読んだあとだと喜劇にしか読めない。失敗したかもしれないが、おもしろかつたのでよしとしたい。
読了日:12月3日 著者:カフカ
日本酒の科学 水・米・麹の伝統の技 (ブルーバックス)の感想
お酒のことがわからないからといふので手にしてみた。飲んでおいしければそれでいいよな、と思ひつつ、おもしろかつたからいいか。お酒のことがわかるやうになつたか、と云はれると「うん」とは云へないけれど。読んでゐて時折接続詞の使ひ方に違和感を覚えるんだけど、今時はかういふものなのかも知れない。ほかにウィスキー、ビール、ワインに関する本もそれぞれあるとのこと。さすがだ、ブルーバックス。読んでみたいぞ。
読了日:12月8日 著者:和田美代子
文章添削の教科書の感想
仕事で文書の誤字・脱字チェックをしてゐた時期が長かつた。誤字・脱字のチェックのはずなのに、添削めいたことまで求められて当時は途方にくれてゐた。それを思ひ出しつつ読んだ。直接会話文のときの閉じかぎかつこのあとの一字下げなど学校で習つたこととは違ふ内容もあるが、要は揃ひ感なのかな、と思ふ。別段文学作品だとか藝術作品を書くことはないと思ふので、この本に書かれてゐることは有用だと思つてゐる。
読了日:12月10日 著者:渡辺知明
The Well Of Lost Plots: Thursday Next Book 3の感想
現実世界から物語の世界に逃れてきたサーズデイ・ネクストが、やはり物語の世界でもいろんなことに巻き込まれる。巻き込まれ過ぎ。エイオーニスに記憶をだんだん奪はれていくさまやミス・ハヴィシャムとの別れは切ない。この巻でNursery Crimeシリーズの第一作 The Big Over Easy のネタが作られてゐて、読んでゐてニヤリとしてしまふ。切なくておもしろい。総じて「おもしろいことおもしろいこと」なのがサーズデイ・ネクスト・シリーズのよさである。
読了日:12月22日 著者:JasperFforde
データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則の感想
たばこを吸ふ人の方が仕事ができるといはれる訳がわかつた。さういふことだつたのか。疑問なのは、世の中には熱い人と冷えた人とがゐて、冷えた人が熱い人とおなじやうに行動したらそれでその日の活動予算を消費しきつてしまひ、仕事その他には使へなくなるんぢやないのか、といふこと。それとも冷えた人は使ふ帯域が熱い人とは違ふから、それはそれでなんとかなるのだらうか。はたまた、おなじやうに行動するうちにだんだん熱い人に変はつていくのだらうか。introvertだつたり引つ込み思案だつたりする人間にはつらい内容である。
読了日:12月25日 著者:矢野和男
易の話 (講談社学術文庫)の感想
「易経」を読む前にと思ひ再読。実際に筮竹を使つてみたいなあと思ふが、部屋の準備からしてめんどくささうなのですることはないだらう。
読了日:12月29日 著者:金谷治
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