足らぬ足らぬは工夫が足らぬ
とも限らないがな。
十二月十一日金曜日に飯田市川本喜八郎人形美術館に行つてきた。
といふ話は追々書くとして。
土曜日に帰つてきて日曜日は朝から文楽を見に行つてゐた。
この週末もまつたく編めてゐない。
Domino Knitting に掲載されてゐる Striped Shawl はなかなかできあがる様相を見せない。
日々編んではゐるんだけどね。
考へてみたら、Striped Shawl はガーター編みで編んでゐる。
ガーター編みの一段といふか一模様といふかは、二段なんだよね。二段一模様といふか。
15模様と25模様とをくり返すといふことは、30段と50段の模様をくり返すといふことだ。
うん、まあ、それは思つたより進まないよな。
思つたほど進まないからくり(と云はうか)に気がついたので、以前より気楽に編んではゐる。
気づく前までは、「なんでこんなに進まないのか」「編むのが遅くなつたのかなあ」などと不安だつた。
想定よりも倍の段数を編んでゐるんだから、進まないのも道理である。
ところで Striped Shawl を編むのに毛糸が足りない気がしてゐる。
以前も書いたかな。
毛糸には Filatura di Crosa の Zara を使つてゐる。この毛糸は廃番が決まつてゐるのらしい。
主色に使つてゐる焦げ茶色は人気があるらしく、もうあちこちで売り切れてゐる。
手持ちにあるもので編むしかない。
ここのところ編み地がちよつと大きくなつてきてゐる。編みながら膝掛けにしてゐるくらゐだ。
膝掛けといふにはちよつと幅が狭いけれどもね。
でも、これくらゐの大きさがあれば、どこでやめてもそれなりに使へるものができる気がする。
なので、もう毛糸が足りなくなる心配はせずに、編めるところまで編むつもりだ。
最初のうちは一段少なくすればいいかな、と思つてゐたけれど、二段くらゐ少なくてもなんとかなるはずだ。
問題は、この後、本に載つてゐるとほりに Striped Shawl を編むことはないだらうな、といふことだ。
結構時間がかかるからね。
ほかに編みたいものはいくらもある。
もう一度これとおなじものを編むことはないだらうなあ。もつと段数や目数を減らして編むことはあるかもしれないけれど。
さう思ふと、やはり毛糸はほしい気がしてゐる。
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