揺れる手帳好き心
来年の手帳をまだ入手してゐない。
来年の手帳は MIGNON と決めてゐた。
ミニヨンの手帳はいつも銀座の伊東屋で開催される手帳フェアで求めてゐた。
どうやら今年はその手帳フェアがないのらしい。
カレンダーフェアは催されてゐるやうなのになあ。
銀座の伊東屋は今年新装開店して以来、昔からの伊東屋好きにはあまり評判が芳しくないと聞いてゐる。
かういふところにも旧来のファンを不安にさせる要素があるんだらう。
しかし、伊東屋で手帳フェアが仮に開催されてゐたとしても、行く時間がなささうだ。
問題はここにある。
そんなわけで、現在手元にある来年の手帳は、ほぼ日手帳と松竹歌舞伎会からもらつた薄い月間手帳の二冊だ。
さう、来年の手帳をまつたく買つてゐないわけではない。
ただ、現在手元にある手帳は手帳の用途で使ふつもりで手に入れたものではないのだ。
歌舞伎会の手帳は、知らず知らずのうちに送られてきたものなので、どう使つたものやら悩んでゐるところである。
ほぼ日手帳は、以前少し書いたやうに「易日記」にするつもりで入手した。
易については、これまた以前書いたとほり、占ひだとは思つてゐない。
手持ちの情報のどの部分をどう切り取つて見るか決める、その材料になるものだと思つてゐる。
すなはち手持ちの情報量がまづものを云ふと思つてゐる。
タロット占ひなんかもさうなんぢやないかなあ。
易をやるからといつて、占ひをするつもりはまつたくない。
たとへばいま従事してゐる仕事が今後どうなるかを知りたいとする。
その場合は、出た卦によつて手持ちの情報の見方を変へる。
見方を変へる、といふか、見るときの切り口を変へる、のかな。
易つてさういふものなんぢやないかなあ。
まあ、これは勝手な思ひ込みだけれども。
で、その記録をほぼ日手帳に書き込まうと思つてゐるのだつた。
ほぼ日手帳は、日曜はじまりができてからは必ず日曜はじまりにしてゐる。
カレンダーと合はせやすいからだ。
カヴァは MOTHER2 の登場人物勢ぞろひにしてみた。
実はおなじく MOTHER2 のサターンバレーのカヴァも買つてゐるのだが、こちらは四月はじまりの手帳と一緒に使はうと思つてゐる。
ほぼ日手帳が届いて、カヴァをかけてみると、とたんになにか書き込みたくなる。
佇まひがいいんだよなあ。
使ひなれてゐるから、といふのもあるかもしれない。
かうして見てゐると、来年の手帳はもうこれでいいんぢやないかといふ気さへしてくる。
それではどうして来年の手帳にしないのかといふと、かさばるからだ。
ここ数年、ほぼ日手帳は置き手帳として使つてゐる。
ほとんど持ち歩くことはない。
使ひはじめたばかりのころは毎日どこにでも持ち歩いてゐたけれど、あるときからかさばるし重たいと思ふやうになつた。
かばんが変はつたんだらうな、多分。
以降は職場か自宅に置きつぱなしになつてゐる。
易日記にしやうと思つたのも、それだつたら持ち歩く必要はないと思つたからだ。
だつたらほぼ日手帳カズンにしてもよかつたのだが、カヴァが、ね。MOTHER2 のカヴァがほしかつたんだよね。
以前はどこに行くにも持ち歩いてゐたのだから、持ち歩けないことはない。
易日記はまた別の手帳につけることにして、ほぼ日手帳を来年の手帳にしちやはうかなあ。
ああ、しかし、ミニヨンの手帳つて決めてたのに。
なにをどう書き込むかも決めてゐたのに。
うーん……
といふわけで、今年の手帳を見ながら伊東屋に行く日程を考へてゐる。
ほんとは HIRATAINDER も気になつてゐるのだが、それはまた別の話。
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